文具のとびら編集部

日学は、通算10回目の開催となる、中高生が対象の黒板アートの全国大会「日学・黒板アート甲子園®︎2024」の結果をこのほど公開した。

大会創設以来メイン大会の応募作品が1,172作品となり、ジュニアの部、白板の部、動画の部を合わせた総作品数は、1,797作品となった。今大会も、ジュニアの部の応募数が昨年の最多応募数を更新する166作品となり、前年から約1.6倍に。この結果を踏まえ、ジュニアの部にも日学商品に加え図書カードの贈呈を決定。また、賞品総額は150万円相当を予定していたが、200万円相当に増額した。

最優秀賞受賞作品

メイン大会(黒板アート高校生) 最優秀賞は、好文学園女子高等学校(大阪府)黒板アートチーム元祖の「流星群のその先へ」。
「いつもの放課後、窓の外を見るとたくさんの流星が流れていて―。自分たちの高校生という短い時間を一夜限りで輝く流星で表現しました。一つだと星屑のような流星も、たくさん合わさり流星群となれば雲さえも貫くような強い光になり、私たちにとって黒板アートとはこの流星群のように、1人では出せないような力も個々のたくさんの力が合わされば、全てを貫けるような力になると考えています。今とこれから先、続いていく未来でもさらに進化していく私たちを見て欲しい。という思いで描きました」という。

ジュニアの部(黒板アート中学生) 最優秀賞は、野田市立岩名中学校(千葉県)寒天generetionsの「望夢迷光」。
「『望夢迷光』とは、望む夢(光)へと、迷いながらも進んでいくという意味の言葉です。大人になるにつれての不安と、選択肢の多さに惑わされながらも自分らしく進んでいこうという気持ち、他者からの視線や、迷った先の未来は無限大という私達の進路の思いを込めました。計画段階でも制作に入ってからも、一度もメンバー全員が揃ったことがなく、当初の計画通りには進められませんでしたが、2年生の主要メンバー3人が毎日、部活時間を延長して制作をしました。一番苦労したのが膨大な量の立方体です。 遠近法も考慮しながら線を一本一本引きましたが、なかなか正確な形が描けず、メンバーが描いた線を他のメンバーが直すということを何度も繰り返し行い、皆なで埋め尽くすことができました。そのおかげもあり、他のメンバーとの交流も深まりました。描き方は水で溶いたチョークを筆で描いたり、マスキングテープを使ったり、スポンジや消しゴムをハンコのように押したりもしました。看板の細かい文字などもこだわったので、ぜひ見てください」という。

なお、11月24日(日)11:30から、KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA 六本木ヒルズ店で表彰式を行う。

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