近畿地方と九州地方のちょうど間に位置する中国・四国地方。海に囲まれた豊かな自然と美しい町並み、文化の魅力に溢れた地域です。本記事では、ソニー生命保険株式会社が発表した「シニアの生活意識調査2024」で、50代・60代・70代のシニア世代に聞いた、中国・四国地方の「旅行してよかった場所」を紹介します。

1.鳥取砂丘(鳥取県)



[写真1]鳥取砂丘とラクダ 出所:PIXTA

鳥取砂丘は鳥取県を代表する観光地。聞くとやはり「砂」のイメージが思い浮かぶかもしれませんが、実は海に面したエリアです。そのため、鳥取砂丘周辺では砂や海を活かした豊富なアクティビティを楽しむことができます。

砂丘や海がつくる雄大な景色を砂の上も走れる「ファットバイク」で駆け抜けてみたり、初心者でも楽しめるパラグライダーに挑戦してみたり。砂丘で開催される特別なヨガでは、時間帯によって変化する砂丘の姿も堪能できます。ラクダとの記念撮影や背中に乗っての遊覧も外せません。落ち着いた雰囲気が好きな人には「砂の美術館」での砂像鑑賞もおすすめです。

たくさん動いて疲れたら、「砂丘会館」や「砂丘センター」でお土産を選ぶもよし、「砂丘温泉ふれあい会館」で天然温泉に浸かるもよし。ふれあい会館2階の展望浴場からは、日本海が一望できます。

また、鳥取砂丘の近くには「ふくべ梨狩り街道」などたくさんの梨園があり、シーズンによっては梨狩りを楽しむこともできますよ♪

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2.出雲大社(島根県)



[写真2]出雲大社 神楽殿 出所:PIXTA

言わずと知れた日本指折りの神社、出雲大社です。

出雲大社(いづもおおやしろ)の御祭神である大国主大神様(だいこくさま)は、日本の「国づくり」を行った神として知られています。そして、その国土を皇室の御祖先神・天照大御神様に譲ったことで国の基ができたそうです。天照大御神様が目に見える世界を主宰されるのに対し、大国主大神様は目には見えない世界を主宰される神様となりました。

国宝に指定される御本殿は延享元年(1744)に造営され、4回の修造を経て受け継がれています。24メートルにも及ぶ高さと、「大社造」と呼ばれる日本最古の神社建築様式が特徴です。

また、出雲大社といえばあの大きな注連縄ですが、注連縄が設えられているのは本殿ではなく神楽殿。本来は千家國造家(出雲大社宮司家)の大広間として使用されていたそうで、「風調館(ふうちょうかん)」と呼ばれていました。現在はさまざまな祭事行事が執り行われています。

長い歴史と、日本に大きく関わる神秘性に触れられること間違いなしです。