ピラティスが向いている人・向いていない人って?ヨガとピラティスの違いやどちらの方が痩せる(消費カロリーが高い)のか、ピラティスが合わないと感じるときの対処法などについて詳しく解説!50代女性が気になる更年期症状の緩和効果もあるんです!
ピラティスとは?
ピラティス(Pilates)とは、ドイツ人フィジカルトレーナー、ジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏が開発したエクササイズのことです。心と体、そして精神を調和させることで、体の機能を調整するメソッドであるとされています。
ピラティスでは、体の柔軟性を高め、バランスを整えることで安定した強い体をつくり、姿勢の改善、睡眠の質の向上、インナーマッスルの強化、ストレス解消や慢性の痛み、疲労の減少など、さまざまな効果が期待できます。
(広告の後にも続きます)
ピラティスが向いている人
ここからは、ピラティスが向いている人について解説していきます。
健康的でしなやかな体づくりをしたい人
ピラティスでは、呼吸をしながら体を動かすことで、普段はなかなか意識しないインナーマッスルを鍛えられます。これにより、健康的でしなやかな体づくりができます。
お腹まわりや背中、二の腕など気になる部分の引き締めにも効果的なので、ダイエットや体を引き締めて痩せたいという人にも人気の運動です。
姿勢を改善したい人
ピラティスにはさまざまなエクササイズがありますが、どれも体の内側の筋肉や骨を意識して行います。しっかりと意識しながら正しい力で体を動かすことで、姿勢が改善される効果が期待できます。
姿勢が美しくなると、体型が変わらなくても、それだけで美しく凛として見えます。
猫背などの悪い姿勢は肩や背中、首の凝りを悪化させたり、呼吸が浅くなる、ぽっこりお腹につながるなど多くの悪影響があるため、姿勢を改善したい人にはピラティスがおすすめです。
自分としっかりと向き合う時間がほしい人
現代人はとにかく忙しいといわれています。50代の大人女性は仕事や家事、子どものこと、夫のこと、自分や夫の両親のことなど、考えることややることもたくさんです。
このような忙しい生活の中ではゆっくり自分と向き合える時間が取れず、肉体的にはもちろん、精神的にも疲弊してしまうこともあります。
ピラティスは、エクササイズを通して自分の体としっかり向き合うことができます。
スポーツが好きな人
ピラティスは、世界中でさまざまなアスリートに取り入れられているエクササイズです。
ピラティスによって体験を鍛えることで、関節の可動域を広げたり、筋肉の柔軟性を高められるため、スポーツをするときに体を動かしやすくなります。また、ケガ予防効果も期待できます。
機能的な体の動かし方を知って運動に取り組みたい人
ピラティスは、論理的思考の人に向いたエクササイズといわれています。なぜかというと、ピラティスでは解剖学に基づいて、機能的な体の動き方を知って、エクササイズを行うためです。
「なぜこの動きをするのか?」ということにすべて理由があるため、納得した上で、モチベーションの高い状態で取り組めるでしょう。
更年期症状への対策がしたい人
閉経の時期を挟んだ前後10年間(45〜55歳頃)を更年期といい、この頃には女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に減る影響で、「更年期症状」と呼ばれるさまざまな不調が現れることがあります。
更年期症状は身体症状・精神症状まで多岐にわたり、症状が強く、日常生活に支障が起こるほどになると「更年期障害」と呼ばれます。
2016年、更年期の女性を対象にして行われた研究では、週3回のピラティスを8週間続けたことで、更年期症状の緩和が見られました。この他にも、腰痛の改善、柔軟性の向上効果があったそうです。
また、2018年の研究では、閉経後の女性に見られた睡眠障害やうつ、不安感、疲労感がピラティスによって改善されたという報告もあります。
ピラティスにはリラックス効果やストレス解消効果もあるため、日頃のストレス解消法の一つとして取り入れるのもおすすめです。