「タンスはあるけど、収納が苦手」
「クローゼットのスペースを有効活用したい」
この記事ではそのような方に向けて、タンスを使った収納のコツについて解説します。タンス収納のコツを知れば、これまで以上に多くの物を収納できるようになり家の中がスッキリすること間違いなし。この記事を読んでぜひ収納上手になってみませんか。
タンス収納の前に知っておきたい収納術の基本
タンス収納のコツをご紹介する前に、収納術の基本について解説します。収納術の基本を知っておけば、タンス収納に限らず、さまざまな場面で応用がきくようになります。収納術の基本を知るだけで、きっと収納上手になれるでしょう。
不要な服は手放す
衣類を収納する前に、真っ先にすべきことはいらない衣類を手放すことです。収納のアイデアや便利な収納アイテムがあったとしても、衣類が多いと収納するのも一苦労。また、あらためて自分の衣類を整理して見返してみると案外不要な衣類が見つかるものです。
では、どのような衣類を手放すべきなのでしょうか。以下の点に一つでも当てはまる場合は手放すリストに入れてしまいましょう。
・数回だけ着て、今は着ていないもの
・1年以上着ていないもの
・今の自分に似合っていないもの
買ったときはおしゃれな洋服だと思っていたとしても、月日が経てば着なくなったり、自分に似合わなくなったりすることもあります。名残惜しいですが、そういったものは思い切って手放しましょう。
自分の中で「管理ルール」を決める
たとえば、「季節ものの服は2着しか持たない」「1着買ったら1着手放す」「下着類は年に1回まとめ買いして、翌年に買い替える」というように、「管理ルール」を決めるのも大切です。ルールを決めてしまえば、収納スペースを圧迫することがなくなります。さらには、そのスッキリしたスペースをキープしたくなるでしょう。余計なものを買うことがなくなるため、節約にもつながります。
収納場所を念入りに採寸する
新しいタンスなどを購入する際は念入りに採寸することをおすすめします。どんなに便利な収納アイテムを買ったとしても、採寸を間違えてしまえば、非常に使い勝手の悪いものになってしまうかもしれません。
ほんの数センチメートル壁から離れているだけで扉が閉まらなくなったり、見た目が悪くなったりわずかな差でタンスが使えなくなることもあります。後悔しないためにも採寸は数センチメートル単位まで正確に測りましょう。
(広告の後にも続きます)
タンス収納のコツ7選
ここではタンス収納のコツを7つご紹介します。
1.「隠す収納」と「見せる収納」を使い分ける
まずは、「隠す収納」としてタンスに収納すべきかどうかを決めていきましょう。たとえば、ズボンやアウターのようなかさばる衣類はタンスには不向きなため、ハンガーなどにかけておくほうが便利です。アウターのようなかさばる衣類を入れてしまうとそれだけでスペースを取ってしまいます。
反対に、Tシャツや下着のような数が多いものは、どんなにきれいにたたんでも散らかりやすく視覚的にも雑然とした状態に見えがちなため、タンス収納に適しています。このように「隠す収納」と「見せる収納」をうまく使い分けましょう。
2.立てて収納する
タンスに収納する場合、衣服を平積みするよりも立てて収納するようにしましょう。そうすることで着たい服が見つけやすくなるため、タンスの中が整理された状態をキープしやすくなります。また、服を探すときにもどのような服があるのかわかりやすくなるため、服を探す手間がなくなり、時短になるのもうれしいポイントです。
3.引き出しの中を仕切って使いやすくする
「立てて収納すると崩れやすいのでは」と心配する方も多いのではないでしょうか。実際に衣類を立てて引き出しに入れたままにしておくと崩れやすいのも事実です。そこで便利なのが引き出しの中に仕切りをつくる方法です。仕切りがあると崩れないため、きれいに収納しておけます。
また、一つの引き出しの中にいくつかの種類の衣類を入れるときにも便利です。大きさの違う衣類を一つの引き出しに入れると統一感がなく雑然とした見た目になりがちですが、仕切りを活用すれば、異なる種類の衣類を入れてもスッキリした見た目の引き出しをキープできます。
このように、タンス収納において仕切りは非常に便利なアイテムです。自分に合った活用方法を考えてみましょう。
4.衣類の種類に合ったたたみ方をする
衣類の収納においてはたたみ方も大事です。なぜなら、たたみ方一つで服をたたんだときの大きさや見た目が大きく変わってくるためです。また、衣類の型崩れの原因にもなりかねません。
タンス収納において重要なポイントの一つがスペースを有効に使えるかどうかです。そして、スペースを効果的に使ううえで衣類を同じ大きさで揃えることは非常に大事です。引き出しの中の衣類の大きさがバラバラの場合、見た目も使い勝手も悪いものになってしまいます。使い勝手が悪いと整理された状態をキープするのが困難になり、再び雑然とした状態に戻るかもしれません。反対にきれいに整理された状態であれば、その状態を保ちたいというモチベーションが出てくるでしょう。
5.収納場所をしっかり決める
タンス収納に限らず収納全般にいえることですが、収納場所を事前に決めて固定しておくと非常に便利です。たとえば、タンスの上半分はTシャツなどの洋服を収納して、下半分は下着のような小物やマフラーのような季節ものの衣類を収納すると決めてしまえば、格段に使い勝手のいいタンスになります。タンスから取り出す際にも「どこになにがあったか」と探す必要もなくなることで時短にもなり、ストレスも軽減できます。
6.使いやすい棚を選ぶ
一言で「棚」といってもさまざまなタイプの棚がありますよね。引き出しの深さ一つとっても浅いタイプや深めのタイプがあります。素材も軽くて使い勝手のよいプラスチック製のものや重厚感のある昔ながらの木製のものがあります。どのタイプにもメリットとデメリットがあるため、自分が持っている衣類の種類や数をしっかり参考にして決めるといいでしょう。
7.便利アイテムを活用する
最近ではタンス収納に便利なさまざまなアイテムが販売されています。しかも、インテリア家具の専門店やホームセンターだけでなく、100円ショップでも便利な収納アイテムが多数販売されています。
「収納するのが苦手」という方はそれらのお得な便利アイテムを活用すると、案外楽しく収納できるようになるかもしれませんよ。