総務省が発表しているデータによると、インターネット全体の情報量は2002年と比較して6,000倍以上になっています。ネットの情報洪水の中を泳ぎ続けているような現代社会において、選ばれる企業になるための重要なポイントとは何でしょうか。本記事では『コミュニティドリブン経営 ファン起点で広げるビジネスの新潮流/著者:小父内信也氏』(幻冬舎)より一部抜粋し、詳しく解説します。
「顧客中心の経営」が必須の時代になるといえる背景
前回のコラムでは、「顧客中心の経営」が必須の時代になる背景として、下記4つの中から理由1・理由2を取り上げました。
・理由1:人口減少によるLTV最大化へのシフト
・理由2:多様な競合の出現〜独自の価値に基づいた差別化が求められる時代〜
・理由3:情報爆発時代の到来〜信頼できる情報を求める現代ユーザー〜
・理由4:ロイヤル顧客による売上貢献度の高まり
・理由2:多様な競合の出現〜独自の価値に基づいた差別化が求められる時代〜
・理由3:情報爆発時代の到来〜信頼できる情報を求める現代ユーザー〜
・理由4:ロイヤル顧客による売上貢献度の高まり
今回は、理由3「情報爆発時代の到来〜信頼できる情報を求める現代ユーザー〜」について解説していきましょう。
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情報爆発時代の到来
現代人は、「江戸時代の1年分」の情報量を、わずか1日で受け取っていると言われています。ちなみに、総務省が発表しているデータによれば、インターネット全体の情報量は2002年と比較して、6,000倍以上にもなっているそうです。もはや、私たちは日々、「ネットの情報洪水の中を泳ぎ続けている状態」と形容できそうです。
さらにその中から、自分に合った、最適な情報を見つけ出し、選択することは非常に困難です。ゴミの山から宝物を見つけるような難しさがそこにはあります。
結果、近年はネットの情報よりも、自分に近い存在である家族や友人、仕事の同僚などのリアルな声を信頼する傾向が強まっています。