「私が少年刑務所で授業!?」作家・ 寮美千子さんが9年間続けた受刑者たちへの「絵本と詩の教室」

寮美千子さんのプロフィール

りょう・みちこ
作家。1955(昭和30)年、東京都生まれ。毎日童話新人賞、泉鏡花文学賞を受賞。2007~16年、奈良少年刑務所で、社会性涵養プログラムにおける言葉の講師を務める。絵本に『おおかみのこがはしってきて』(ロクリン社刊)、著書に『あふれでたのはやさしさだった』(西日本出版社刊)他多数。受刑者の詩をまとめた『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』はこの夏の「新潮文庫の100冊」に選ばれた。第2詩集『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』(ロクリン社刊)には、「詩の教室を開く12のポイント」とベテラン教官に聞いた「子どもを追い詰めない育て方」を収録。

※この記事は、雑誌「ハルメク」2020年9月号を再編集しています。