表紙カバーはオレンジと緑の2 種類、中身は同じ。各210元。

台湾の小学生が使う、ひらがなや漢字の練習帳。

台湾の小学生たちが人生で初めて使うノートといえば、台湾版のひらがな「注音符号(ジューインフーハオ)」(写真の練習帳の表紙に書かれた記号のようなもの)や、日本の旧字体にあたる、複雑な「繁体字」の読み書きを覚えるための練習帳だ。一般的なものは台湾の雑貨店などでも手に入るが、台湾の製紙会社が経営する紙の博物館では、異なる紙の書き心地を体験してほしいと、3種類の紙を用いたオリジナルの練習帳を作って販売している。使われているのは化学薬剤を使用せずに作られた中性紙、書道や絵を描くのに適している光沢紙、台湾産の竹で作られた、「TREE FREE」認証で環境にやさしい紙。台湾のお土産や、旅の記録にもぴったりで、子どもはもちろん、大人にもおすすめ。

樹火紀念紙博物館シューフオチーニエンズーポーウーグワン

台北市中山區長安東路二段68號 02‒2507‒5535 9:30~16:30 月日休 海外通販サイト『Pinkoi』で、日本からも購入することができる。

近藤 弥生子台北在住ライター

台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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photo & text : Yaeko Kondo