【医師監修】脚の血管のボコボコは予防できる!「下肢静脈瘤」を防ぐ5つの簡単メソッド

下肢静脈瘤予防体操4:血流促進!かかと上げストレッチ

静脈の血流促進に欠かせないふくらはぎの「筋ポンプ」と、血流を促してくれる足首を同時に動かすストレッチです。

1.いすの背などにつかまり、かかとを少し浮かせる
いすの背もたれなどにつかまり、足を肩幅に開いて立つ。両足のかかとをほんの少し浮かせる。

2. 3秒ずつかけて、かかとを上げ下げ
3秒数えながら、背伸びをする要領でゆっくりかかとを上げる。次に3秒数えながら、床につくぎりぎりの位置までゆっくりかかとを下ろす。これを20回程繰り返す。

Point ぎりぎり床につかない程度にかかとを浮かせた状態をキープすることで、ふくらはぎの筋肉が常に使われるので、血流がアップします。

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下肢静脈瘤予防体操5:リンパを改善血流促進マッサージ

心臓に向かって脚をさすり上げるマッサージで脚の血流を促進。むくみの原因となるリンパの滞りも改善します。

1. そけい部とひざ裏を優しくさする
いすに浅く腰掛けて、リンパ節が集まっているそけい部とひざ裏を4本の指で優しくさする。それぞれ10秒ずつ。

2.一方の脚を上げて足首に手を添え、太ももへ一息で動かす
一方の脚を無理のない範囲で上げ、足首に両手の手のひらをぴたりと添える。両手を、そけい部に向かって一息で、脚をさすりながら移動させる。ひざを曲げて行ってもOK。3~5分間、繰り返したら反対の脚も同様に行う。

Point  力を入れ過ぎず、皮膚の下にたまっている水分を手のひらで優しくすくい上げるイメージで。

取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部)、イラストレーション=もりあやこ

※この記事は、「ハルメク」2018年3月号健康特集「自分で防ぐ&治す『下肢静脈瘤』」を再編集しています。