育児休業給付金の延長申請とは?


保育所入所不承諾通知書
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給付金を受給できる育児休業の期間は「子供が1歳になる誕生日の前日」までと決められています。ただし両親ともに育児休業を取得した場合、パパ・ママ育休プラス制度によって1歳2カ月まで延長することができます。

また、保育所に入所できない等の理由があれば最長2歳までの延長が可能です。延長が認められれば、育児休業給付金を受給できる期間も合わせて延長されます。

引用:厚生労働省「育児休業給付の内容と支給申請手続(令和6年8月1日改訂版)」より一部抜粋

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保育園の「落選狙い」が起きている理由とは?

基本的に育児休業は子供が1歳になる誕生日までですが、前述したように申請をすれば延長ができます。そのため育児休業期間や給付金の延長を目的にして、実際は利用する意思がないにも関わらず、落選狙いで保育所への入所を希望するという動きが起きています。

育休延長狙いが起きる理由としては、子供の側にいる時間を確保したいことや、給付金をもらえる期間を延ばしたいことなどが挙げられます。

例えば子供を保育所に預けて時短勤務で復帰しても、保育料の支出と時短勤務の給与収入がほぼ変わらないというようなケースもあるでしょう。それならば保育園に入れずに給付金をもらいながら休業期間を延長したいという心理が働いて、わざと自宅から遠い保育所や人気がある保育所を希望し、落選して育児休業期間を延長するということが目立っているようです。