50代、素足でスカートを履けない理由は「下肢静脈瘤」? 予防習慣&治療法も【専門医が解説】

下肢静脈瘤の予防法2:シャワーよりも入浴で血流を促進!

ゆっくり入浴すると、体が温まって血行がよくなります。さらに水圧の作用で脚の筋肉が刺激され、筋ポンプの働きが促されるため、下肢静脈瘤対策には、シャワーだけで済ませず、湯船につかることが有効です。

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下肢静脈瘤の予防法3:弾性ストッキング、着圧ソックスを活用する

弾性ストッキングは、脚に適度な圧力を与え、脚から心臓への血流をサポートします。足首に一番圧力がかかり、上へ向かうほど圧力が弱まる段階的な圧力構造になっています。基本的には医師の処方に従って採寸し、医療機関の売店や調剤薬局などで購入します(健康保険は適用されず、1組約4000円程度)。症状が軽い人なら、市販の着圧ソックスを使うのも手です。

弾性ストッキングは、昼間にはくのが基本。かなりきつく、普通のストッキングのようにははけないので、初めて使用するときは看護師など専門家に教わりましょう。長時間じっとしていなければならない移動や仕事、法事のときなどに着用すると、血栓症(血栓が静脈を詰まらせる病気)の予防にもなります。

「着圧ソックス プラスワンマジック」

高い着圧で血行促進する「着圧ソックス プラスワンマジック」。医療用の弾性ストッキングを製造しているメーカーが開発し、病院でも治療で使われている一般医療機器。靴下のようにはけると人気です。