1 個750元~。琥珀色のほか、クリアやブルー、ピンクなど多色展開。

リサイクルガラスで作られた、ガラスマグ。

 創業50年余り、今や台湾のリサイクルガラスの70%ほどを回収するという、業界最大手の〈春池ガラス〉。2 代目の吳庭安(ウー・ティンアン)さんが手がけるプロジェクト「W Glass Project」では、リサイクルガラスの価値を再定義すべく、台湾の美術館やアーティスト、ブランドや学生たちとのコラボレーションの動きが活発だ。なかでもライフスタイルブランド〈HMM〉との取り組みで生まれたガラスマグは、100%リサイクルガラスを使用し、機械と職人の手で一つ一つ作られた、唯一無二の日用品として人気を博している。光が当たると、12面を透過して美しい影ができるのだが、これも品質の高いリサイクルガラスをAIと人の目で選別しているからこそなのだとか。スタッキング可能。

W Glass ダブリューグラス

台北のセレクトショップ『設計點』で取り扱い中。新竹市にはショップやカフェが併設された『春室 Glass Studio + The POOL』がある。

近藤 弥生子台北在住ライター

台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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photo & text : Yaeko Kondo