3.整形外科と接骨院・整骨院の違い

整形外科と接骨院・整骨院の特徴をまとめると、次のような違いがあります。

接骨院・整骨院 整形外科
保険適用 一部あり あり(一部自費診療)
主な施術・治療 徒手検査、整復、固定、後療法など 診察、レントゲン撮影、麻酔、投薬、手術など
主な施術者 柔道整復師(国家資格) 医師(国家資格)

整形外科は肩こりなどの慢性疾患も保険適用

整形外科では急性のケガをはじめ、接骨院・整骨院では自費診療の対象となる肩こり・腰痛などの慢性疾患でも健康保険が適用されます。なお、ヘルスケアや美容などを目的とした自費診療メニューの取り扱いがあるところもあります。

医師による診察・薬による治療がメイン

整形外科ではレントゲン撮影や手術など幅広い診療が可能です。しかし肩こりや腰痛といった慢性疾患に対しては診察と薬・湿布などの処方のみで終わることも多く、直接的な手技や機械による治療に時間をかけられないことが一般的です。

対して接骨院・整骨院では柔道整復師が直接体に触れながら、関節や骨の位置を調整する「整復」、ギプスやテーピングを使った「固定」、物理療法や運動療法を用いる「後療法」などで改善を目指します。

整形外科で働く職種

整形外科で働く職種は医師や看護師のほか、リハビリや物理療法を担当する理学療法士、柔道整復師が働いています。

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4.目的にあった治療院選びを

名称だけでは違いが判断しづらい治療院ですが、それぞれの特徴や目的を押さえることでどの治療院に掛かればいいかわかります。受診する人は現在の症状と施術内容の希望に合わせて選ぶようにしましょう。

医療や代替医療の仕事を探している人にとっては、どの職場で働くかによって業務内容や身につくスキルが大きく異なります。自分が希望する仕事ができるかどうか、求人票をチェックしてみてくださいね。

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参考

e-Gov法令検索|柔道整復師法