3.交通手段による支給例

3-1.電車やバスなどの公共交通機関

電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、企業・法人は従業員が申請した最寄駅から勤務先までの最短ルートを割り出し、全額または一部の交通費が支給されます。定期券を購入する場合は、領収書の提出が必要となります。

交通費を多く受け取るため、遠回りのルートを申請した場合、懲罰の対象となるため注意しましょう。

医療介護系の職種では、訪問介護の移動にかかる移動費・ガソリン代を事業所への交通費とは別に支給している職場もあるので、求人票でチェックしてみましょう。

3-2.車やバイクなどのガソリン代がかかる交通手段

車やバイクなどの交通手段には、実費でガソリン代が支給される場合、月ごとに定額が支給される場合、勤務先までの距離で支給される場合などがあります。

(求人票の一例)



<実費でガソリン代が支給される場合>

領収書を提出することで、通勤にかかった実費(ガソリン代)が支払われます。全額支払われるか、一部が支払われるかは規定によって異なります。

<定額が支給される場合>

通勤にかかった距離やルート、ガソリン代に関わらず、日や月単位で決まった交通費が支給されます。

<勤務先までの距離で支給される場合>

「1キロあたり〇〇円」などの基準にもとづき、自宅から勤務先までの総距離で支給されます。車種により金額が異なることもあるので、社内規定を確認しましょう。

3-3.徒歩や自転車の場合

勤務先が自宅から近く、徒歩や自転車で通える場合は基本的に交通費の支給はありません。しかしながら、中には自転車の走行距離に応じて交通費を支給したり、駐輪場代を負担したりする職場もあります。

就職・転職活動をするときは、ご紹介した「交通費支給」に関する情報を求人票で忘れずにチェック。自宅から勤務先までの通勤をシミュレーションして、面接時に質問しておきたいことを整理しておきましょう。

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