京都の老舗料亭「下鴨茶寮」が作る「下鴨昆布」を使った和風パスタのレシピ。茹で汁と下鴨昆布だけで他に調味料は使わずとも、しっかりとした旨みあるパスタが味わえます。
普段頑張っている自分に、ちょっとだけご褒美というか、ちょっとだけねぎらってあげたいというか、ほんのちょっとだけホッとできる時間のプレゼントをしてあげたくて、エステに行ったりヘッドスパに行ったりするのですが、どこかへ出かけなくてももっとささやかなご褒美で、「美味しいものをお取り寄せする♩」というのがあります。
近所のスーパーでは買えないような、ちょっと特別感のある美味しいもの。そんなわけで今回送って頂いた品が、京都の老舗料亭の下鴨茶寮が作る「ごはんが10倍美味しくなる」という(!!!!!!)味付きの万能昆布「下鴨昆布」です。
下鴨茶寮といえば京都は出町柳にあります、安政三年(1856年)創業という老舗中の老舗の京料理懐石のお店。名前は聞いたことはあれど、わたしのような庶民はなかなか敷居をまたぐようなことは出来ないような、憧れのまなざしで仰ぎ見るお店でございます……(コースで一人20,000円~30,000円)。
いつか、いつか伺ってみたいと思いつつもなかなかそんな機会は巡って来ないのですが、そんな下鴨茶寮さんが「京都のお料理をご家庭でも楽しんでいただけるように」とオンラインショップで売られているのがこちら。
立派な木箱入りなので、ちょっとした贈り物や手土産にもよさそう。小さいからかさばらないし、きっと貰った方もこのサイズ感は嬉しいはず。木の小さなスプーンが付いているのもセンス良き。
北海道産の天然間昆布を粒状に裁断し、お醤油で炊き上げたのちに3日以上かけてゆっくり乾燥させたもので、そのままご飯に乗せて食べるのはもちろん、特に卵かけごはんとの相性は抜群!ということで、早速試してみることにしました。
炊き立てのごはんの上に下鴨昆布をふわっとふりかけ、30秒ほどおいて昆布を蒸らします。ここに卵黄をぽとんと落として完成!どうですかこのビジュアル……!
昆布の複雑で深い旨味と卵黄のまろやかさがあつあつの白ごはんに絡んでまさに極上の幸せの味。決してしょっぱすぎることなく、あくまでもまろやかに、そしてあと一口、あと一口が止まらなくなるお味です。これは中毒性がある……!! あっという間に食べ終わってしまい、(普段はしないのに)ついおかわりしようかと立ち上がりかけた自分にびっくりしました(笑)。いや~美味しい!
そんな下鴨昆布を使って、和風パスタを作ってみました。この昆布の旨味は絶対バターとの相性がいいはず!と思って。
「下鴨昆布ときのことベーコンの和風パスタ」のレシピ
■材料(1人分)
・舞茸 1/2パック
・ベーコン 1枚
・オリーブオイル 小さじ2
・下鴨昆布 小さじ1~2
・スパゲティ 80g~100g
・バター 10g
・大葉 2~3枚
■作り方
1. 鍋に湯を沸かし、塩を適量入れてスパゲティを袋の表示時間より1分短めに茹ではじめる。
2. 舞茸は手で食べやすい大きさに割き、大葉は千切りに、ベーコンは1センチ幅に切る。フライパンにオリーブオイルをひいて舞茸とベーコンを並べ、中火でこんがり焼き目を付け下鴨昆布を加える。
3. 1のゆで汁を50mlほどフライパンに加えてなじませ、湯を切ったスパゲティを入れてよく絡める。器に盛り、大葉とバターを乗せる。
思った通り!昆布の旨味とバターの風味でびっくりするほど美味しくなります。ゆで汁だけ少しあれば、あとは下鴨昆布だけで他に調味料も要りません!
乱切りにしたきゅうりやトマトにごま油をからめ、この下鴨昆布を振って食べる手軽な1品になるしとっても美味しい!夫のお弁当のごはんにもふりかけていますが(勿体ないからちょっとだけ)、大好評です。老舗料亭のお味を是非ご家庭でもお試しください。