感染後の出勤や外出での注意点

マイコプラズマ肺炎に感染後、症状が落ち着いたら登校や出勤をしてもよいのでしょうか。
学校の場合、マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法の第三種の感染症に分類されており、明確な出席停止期間は定められていません。病状により、学校医その他の医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止の措置をとる場合があります。

一般的には、全身状態がよくなれば登校や出勤は可能と考えられます。その際、周囲への感染を防ぐためにマスクの着用や手洗いなどでしっかり感染対策をすることが大切です。

国立感染症研究所によると、気道粘液への病原体の排出は、症状の発現時にピークとなり、高いレベルが約1 週間続いた後、4~6週間以上続くとされています。

在宅勤務が可能な職場であれば、発症から約1週間はリモートワークでなるべく人との接触を避けるなどの対応も検討しましょう。

(まとめ)
しつこいせきが続く病気には、マイコプラズマ肺炎だけでなく肺マック症やぜんそくなどさまざまなものがあります。せきが長引くときは早めに医療機関を受診しましょう。