3.自宅サウナ(家庭用サウナ)の種類
自宅サウナの種類を「室内用」「ベランダ・バルコニー用」「屋外用(バレルサウナ)」の3つに分けて、それぞれの特徴や代表的な商品を紹介します。
室内用サウナ
室内用サウナにも種類がいくつかあります。遠赤外線サウナ、高温サウナ、ロウリュサウナです。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナの特徴は、温度が比較的低く(60度前後が多い)、人の体を直接温める効果があります。
また、息苦しさが少なく15分程度とドライサウナよりも長く入れ、快適に体の深部を温めます。
遠赤外線サウナはヒーターで、ストーブとは構造も違うため、ロウリュはできません。
代表商品
株式会社神戸メディケア |
ヒーターを扉以外の全てのベンチ内に内蔵しており身体全体を温めます。45~60℃の温度です。 |
定価693,000円 |
横×奥行×高さ 920×920×1950 |
出典:神戸メディケア公式サイト
高温サウナ
高温ドライサウナとは、湿度が低くカラカラの昭和ストロングともいわれる、入った瞬間に肌がアツッと感じるサウナです。
最近はフィンランド式のロウリュサウナが主流になっておりますが、こちらは昔ながらの日本のサウナで主流だったサウナです。ロウリュするとストーブが故障してしまいますので、お気を付けください。
代表商品
M4PLAN合同会社 |
120℃まで温度調節が可能。設定温度になれば自動でストーブの電源が落ちます。 |
定価1,089,000円 |
横×奥行×高さ 900×900×1800(1名用) |
出典:M4PLAN合同会社
ロウリュサウナ
ロウリュサウナはサウナストーブ上のサウナストーンに水やアロマ水をロウリュして湿度を高め発汗を促すサウナです。
呼吸も楽になり長く入れるため、深部まで温めてくれます。高温ドライサウナとの違いはサウナストーブで、ロウリュサウナのストーブには防水加工がしてあります。
70~80℃でもロウリュをすれば体感温度はあがり、汗もよく出ます。また、香り付きのアロマやほうじ茶などを使用して香りによるリラックス効果もあります。
代表商品
※2名用
※1名用
M4PLAN合同会社 |
使用している木材はヒノキのみ。スイッチを押すだけで電源が入ります。約40分で80℃まで上がり、最高120℃まで達します。設定温度を決めておけば自動でストーブの電源が落ちます。サイズは設置場所に応じて調整できます。 |
定価:1,958,000円(2名用) 定価:1,100,000円(1名用) |
横×奥行×高さ:1200×1200×1850(2名用) 横×奥行×高さ:900×900×1800(1名用) |
出典:M4PLAN合同会社
ベランダ・バルコニー用サウナ
ベランダ・バルコニーに置くタイプのサウナもあります。
代表商品
バイオエタノールを使用したストーブのため無煙でサウナを楽しむことができます。煙突からは二酸化炭素を排出します。
IESAUNA |
ロウリュ可能な無煙サウナ。着火後約10分で80℃に達します。温度は~110℃まであがります。天井から30㎝以上離せればどこでも設置可能です。 |
定価:249,000円 |
横×奥行×高さ:1400mm×700mm×1720mm(一名用) ※煙突を含めた高さ:202㎝ |
出典:M4PLAN合同会社
バレルサウナ
バレルサウナは最近グランピング施設などでも見かけることが多くなってきたと思います。バレルとは樽の意味で形が樽型のサウナのためバレルサウナと呼ばれています。
代表商品
M4PLAN合同会社 |
全て国産のヒノキを使用。ストーブは薪、電気どちらかを選べます。 |
定価:2,013,000円 |
横×奥行×高さ:1800×1900×1800(4名用) |
出典:M4PLAN合同会社
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4.自宅サウナ(家庭用サウナ)にかかる費用
自宅サウナ設置において、やはり気になるのはコスト面です。詳しく教えていただけますか?
わかりました!それでは設置費用とランニングコスト、2つに分けて解説します。
自宅サウナの設置費用
自宅サウナ(家庭用サウナ)の設置費用は、室内用の据え置きのもの(1人~4人用)で大体50万円~350万円ほどです。お住まいの地域にもよっても配送料や設置費用が異なります。
サウナストーブの電気工事(結線工事、配線工事)が必要になる場合は、追加で15万円~ほどかかります。
また、設置場所によって補強工事、基礎工事などが必要になることもあります。
自宅サウナのランニングコスト
電気ストーブによる電気代が主なランニングコストになります。ストーブのサイズによりW(ワット)数も異なりますが、1~2人用のサウナストーブで1時間あたり77.5円~117.8円※がかかります。
※2.5kWh~3.8kWhほどのヒーターW数で、1kWhの価格を31円(全国家庭電気製品公正取引協議会、令和4年7月22日改定版より)で計算
また、サウナに入る際にシャワーにするか浴槽に水を溜めるかにもよりますが、水風呂を溜めると200㎖の水道代で約40円が掛かります。
その他には、使用頻度により異なりますが、サウナストーンなどが2~3年に一度は交換が必要になります。サウナストーン(香花石)が10㎏で約1万円くらいです。