5.自宅サウナの設置における注意点
自宅サウナを設置する前に、知っておきたい注意点を解説します。法規の問題もありますので、しっかり確認しておきましょう。
築年数の古い木造には設置が難しいことも
自宅サウナはサイズや規格にもよりますが100㎏以上の重さがあります。同じ場所に何年も置くとなると、築年数が経っている木造住宅の場合、底が抜けてしまう可能性があります。
そのため築年数の古い木造住宅では、室内の設置は難しいことがあります。
建築基準法の基準により設置できない場合も
建築基準法において、一般的な住宅の床は「㎡あたり約180kgに耐えられる」設計となるよう定められています。そのため、180kgを超すサウナは床が重さに耐えきれなくなる恐れがあるため設置できません。
仕様によっては補強材などの対応が必要になることもあります。
マンションは管理組合の許可が必要
マンションの室内に設置される場合は、購入前に管理組合へご相談をされることをおすすめします。
マンションによっては管理規約により、リフォームや設備交換などの工事に制限が設けられているため、サウナが設置できない場合、できたとしても条件がある場合があります。
地域によっては消防署への確認が必要
お住まいの地域が防火地域、準防火地域であると、消防署への確認が必要です。
地域によりルールも異なりますので、設置される前に事前にご確認ください。
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6自宅サウナ選びのポイント
最後に、自宅サウナ選びのポイントを教えてください!
安すぎる商品は避ける
自宅サウナは高額になりますので少しでも安いほうが!と思われると思います。実際、今現在サウナを販売する事業も増えています。広告に流れてくるバレルサウナや家庭用サウナを見ているとそんな値段で!?という会社もあります。そのほとんどは中国のECサイトで販売されているものを輸入して販売しています。
しかし残念なことに質が悪い商品も多く、ストーブのPSEマークがない、木材が安価なもので使用しているとすぐにめくれる、ガラス張りのサウナのガラスが薄いためそもそも暖かくならない、温度がすぐに下がるなどいろんな声を耳にすることも増えてきました。
そのため値段が安すぎるものは避けたほうが良いと思います。
価格に設置費用やストーブなどがついているか確認する
気を付けていただきたいのは、広告で大きく表示されている金額は本体価格のみの提示がほとんどです。
ストーブはついているか、サウナストーンはついているか、配送・組立費用はいくらなのか、なども確認してから購入を決めるようにするといいです。
保証があるかどうか確認する
また長く使うものですので、保証やアフターなどがしっかりしているかも事前に確認されてから検討するのが良いと思います。
法的な設置可否も確認する
サウナ設置にあたり、先でもお伝えしたように建築基準法など法規の知識も必要になります。
設置が可能かどうか、事前申請が必要かどうかを調査してくれたり、相談ができる会社なのかどうかを確認しておくことが大事です。
金額も大事ではありますが、信頼できる会社へご依頼するのが一番だと思います。