日帰りOK?治療費は5万円?「下肢静脈瘤」保険適用の治療法とは【医師が解説】

2つの治療方法と治療費を確認

グルー治療

静脈に細い管を入れ、医療用接着剤を注入。皮膚の上から手で圧迫して血管を塞ぐ。超音波画像を見ながら行う。所要時間は約30分。治療費は約5万3000円。

※治療費は3割負担の目安。検査費用などは含まれない。

血管内焼灼術

細い管を入れてレーザーか高周波電流で静脈を焼き固める。所要時間は30~40分。治療後1か月間、弾性ストッキングをはいて合併症を予防。治療費は約4万3000円。

※治療費は3割負担の目安。検査費用などは含まれない。

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不安に思ったら、まずはかかりつけ医に!

「下肢静脈瘤では?と一人で悩んでいる人は多い。まずは受診して検査を」と広川さん。ただ、その際に気を付けたいのが医療機関選びです。

「診断に必須の超音波検査が短時間で終わったり、不安を煽って治療をすすめたりするところは避けた方がいい。どこの医療機関がいいか、まずはかかりつけ医に相談すると安心です」と広川さんは助言します。

※治療費の目安は2022年5月取材時のものです。

取材・文=佐田節子 イラストレーション=みやしたゆみ 構成=大矢詠美(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年6月号を再編集し、掲載しています。