近年人気が高まっている平屋は、間取りづくりを工夫することで使い勝手のよい空間に仕上がります。今回は、坪数・部屋数別に平屋でおすすめの間取りをご紹介!平屋のおしゃれなデザインについても実例写真付きで解説します。
坪数別!平屋間取りの事例
平屋と一言でいっても、坪数ごとにおすすめの間取りは異なります。今回は、10~40坪台の平屋間取りの事例をご紹介します。
10坪台の平屋間取り
10坪台といわれても、どれほどの大きさなのか分からない方も多いのではないでしょうか。1坪が約3.3㎡であるため、10坪だとおよそ33㎡。畳で換算すると約20枚ほどの広さです。
2021年における戸建て住宅の平均的な面積を見てみると、土地付き注文住宅で約33坪、建売住宅で約30坪(出典:https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html)。10坪台の平屋は、平均的な住宅の3分の1ほどとなります。
10坪台の平屋に住むメリットは、コンパクトな家となるため冷暖房が効きやすく、光熱費を安価に抑えられること。1~2人暮らしに向いています。10坪台となると土地もあまり広いものを必要としないため、駅近くや都市圏といった場所にも建てやすいでしょう。
10坪台の平屋に住むデメリットは、各部屋が通常の住宅よりも狭くなってしまうため圧迫感を与えてしまうケースがある点です。平屋の場合は、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)をはじめすべての生活空間が1階に集約されるため各部屋がどうしても手狭になってしまいます。10坪台の平屋を建てる場合は、廊下をできるだけ減らしたり高天井にするなどして開放感を演出するのがよいでしょう。
10坪台で平屋の間取りは、1部屋の居室とLDKを持つ1LDKもしくは2LDKのものが多いでしょう。将来的に家族が増える場合は、部屋を仕切ることができるよう、ひと部屋に内壁を設置して将来間仕切りにするのもよいかもしれません。
壁付けタイプのキッチンでダイニングテーブルを広く確保した12坪の平屋はこちら
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玄関に収納空間を集めた15坪の平屋はこちら
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チルルームを設置したのんびり過ごせる19坪の平屋はこちら
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20坪の平屋間取り
20坪は約66㎡。畳40枚分ほどのスペースとなります。20坪台の平屋も10坪台の平屋と同じく、比較的冷暖房が効きやすい点はメリットといえます。
一方デメリットは、10坪台と同様に広い生活空間を確保しにくい点です。
20坪の間取りは、2~3人暮らしの家庭に向いており、間取りは1~2LDKがよいでしょう。2人暮らしの場合は1部屋の寝室を設けた1LDK、3人家族の場合は、夫婦の寝室を1部屋、残りの1部屋を子ども部屋にするのがおすすめです。
20坪台の平屋間取りを解説した記事はこちら
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30坪の平屋間取り
約100㎡となる30坪の平屋。上記で述べたように、注文住宅の全国平均は約33坪となっているため平均的な坪数となります。
30坪の平屋を建てる場合、間取りは3~4LDKがおすすめ。3人家族であればゆったりとした余裕のある広さとなり、4人家族でも十分生活できます。
30坪の平屋では大きな庭を設置するのは難しいですが、玄関アプローチにちょっとしたガーデニングを施すことは可能です。生活空間が大きく削られるガレージは、2~3階建てであれば30坪でも問題ありませんが、平屋の場合は難しいケースもあるでしょう。
30坪の平屋でおすすめの間取りをまとめた記事はこちら
記事はこちら:https://libtimes.jp/7211/
40坪の平屋間取り
40坪の平屋は4~6人家族に向いており、大人4人でも十分に快適なスペースを確保できます。40坪の平屋では、親世帯がともに住む二世帯住宅も可能になります。
40坪の平屋間取りを土地の形別にまとめた記事はこちら
https://libtimes.jp/7065/
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間取り別!平屋間取りの事例
実際にどのような平屋の間取りがあるのでしょうか。平屋間取りの事例を、1~4LDKと間取り別にご紹介します。
1LDKの平屋間取り
1LDKで平屋の間取りをつくるコツは、お風呂場や洗面所、キッチンなどの水回りスペースを集約させること。水回りが分散されていると配管の組み方が複雑になり、工期が延びるだけでなく必要な建材も多くなってしまいます。
1LDKの間取りでできるだけコストを抑えたい場合は、水回り空間をキッチンと近づけて配置するとよいでしょう。
ミニマルな1LDKの間取り事例はこちら
https://libtimes.jp/7968/
2LDKの平屋間取り
2LDKで平屋の間取りは、リビングの空間を上手につくることで過ごしやすい間取りに仕上がります。2LDKは2人もしくは小さな子どもがいる3人家族におすすめですが、書斎や客間などといったプラスアルファの部屋をつくるのが難しいという側面も。
リビングを広めに設定して小さなスタディコーナーや畳スペースを導入すると、過ごし方が限定されない間取りに仕上がるためおすすめです。
2LDKの平屋事例をまとめた記事はこちら
https://libtimes.jp/7037/
https://libtimes.jp/7974/
3LDKの平屋間取り
3LDKで平屋の間取りは、生活動線を意識して設定しましょう。部屋数が多いぶん間取りは複雑になるため、身の回りの家事動線や来客があった際の客間動線にまで気を遣うことが大切です。
家事動線は毎日使う動線となるため、住宅会社の方と入念に検討しながら決めるのがよいでしょう。
坪数別に3LDK平屋の間取りをまとめた記事はこちら
https://libtimes.jp/8456/
4LDKの平屋間取り
4LDKで平屋を建てる場合は、収納空間を充実させることでより過ごしやすい間取りに仕上がります。4部屋・リビング・キッチン・水回り…と多くの収納が必要になるため、収納空間の確保がなかなか難しいことも。
敷地が限られていて収納になかなか空間を割けない際は、廊下や階段、天井下スペースなどを活用することで収納スペースを確保できます。
4LDKで平屋の間取り実例5選はこちら
https://libtimes.jp/7222/
コの字型の平屋間取りはこちら
https://libtimes.jp/5800/