愛犬や愛猫など飼っているペットの病気に備えて「ペット保険」への加入を考えている人も多いのではないでしょうか。しかし実際に手術や治療となるとどくらい費用がかかるのか、動物病院への入院期間はどのくらいになるのかなど知らないことばかり…。

そして自分のペットに最適な保険をどのように選べばいいのかわからず、加入した保険で契約や補償内容についてトラブルになるケースもあるようです。今回は、犬・猫がかかりやすい病気の他に、動物病院での治療費や、ペット保険のメリット・デメリットについて解説していきます。

そもそもペット保険とは?


猫を抱きしめる女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/Evrymmnt」

ペット保険とは、飼っている犬や猫が病気やケガをして動物病院にかかった時、その治療費の支払いを一部補償してくれる保険のことをいいます。動物には人間のような健康保険制度がありませんので、動物病院でかかった治療費は原則全額自己負担となります。

病気やケガの種類によっては数千円で済むものから、内臓系の複雑な手術などが必要となる場合は治療費が100万円を超えることもあります。

そのような時、自己負担額を軽減してくれるのが、ペット保険です。この保険は、飼っている犬や猫にとって人間の健康保険の代わりになる心強い味方です。

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犬がかかりやすい病気

犬がかかりやすい病気には、次のようなものがあります。

1位 外耳炎
2位 胃炎、胃腸炎、腸炎
3位 嘔吐、下痢、血便
4位 細菌による皮膚炎
5位 原因未定の皮膚炎
※アニコム損害保険会社ホームページより

犬はその種類や年齢によって、かかりやすい病気が変わります。例えばチワワは弁膜症にかかりやすく、ミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアにもかかりやすいようです。