普通預金にお金をおいておくことが安全とはかぎりません
貯金するなら、「銀行の普通預金が安心」と思っていらっしゃる人も多いようです。確かに自宅においておくよりは盗難の恐れもありませんし、ATMやインターネットバンキングでいつでも必要な時に引き出すこともできて便利です。金利が高い時は預けることで利息を受け取ることができる優れた金融商品ですが、現在の普通預金金利の平均は0.001%です(2020年9月調べ)。
Kさんの現在の預貯金200万円をこのまま普通預金に預けておいて倍の400万円になるまでどのくらいかかるでしょうか。
なんと7万2000年!もかかります。つまり増やすことはできないということです。
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「72の法則」で計算してみましょう
お金が2倍になる期間を計算する簡単な法則を「72の法則」といいます。
72÷金利=お金が2倍になるのに必要な期間(年)
今の普通預金の金利は、0.001%ですから
72÷0.001=7万2000年となります。
ちなみに平成2年の定期預金の金利は約6%でした。2%の金利に預けたとしたら
72÷2=12年で倍になりました。
当時、定期預金はお金を預ける場所としてはとても優れた金融商品でしたが、時代の変化で今はお金を増やすという目的には適していないことがわかります。
※72の法則(複利運用を前提としたもの)