フランス・パリ発のビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス(LE BISCUIT ALAIN DUCASSE)」が、2024年10月24日に東京・日本橋にオープンしました。パリの本店はどんな店なのかを、ジャーナリストの市川歩美がリポートします。
リッチな「ビスキュイ・ミニュット」
「ビスキュイ・ミニュット」は、ブランドのシグネチャーである六角形のビスキュイにトッピングをあしらったリッチなものです。穀物やナッツを使ったビスキュイと、あらゆる素材がマッチします。パリのお店には、ショコラやヘーゼルナッツ、レモンのコンフィがトッピングされたものも並んでいました。日本では、厳選された2種と、日本限定品が登場するそうです。
<日本での販売情報>
ビスキュイ・ミニュット 各¥1,080
フレーバーは「ビスキュイ・ミニュット・ノワゼット」「ビスキュイ・ミニュット・ショコラ」「ビスキュイ・ミニュット・プリューン&キナコ」(日本限定)
日本ではパティシエが目の前で仕上げる、デザート感覚のビスケットとして販売。
他にも、私が気に入っているのは、バターがリッチな「ピュール・ブール」。サクサク、ほろほろの口当たりで、バターのリッチな香りを堪能できます。六角形のビスキュイ「エグザ」はいずれもおすすめ。
<日本での販売情報>
ピュール・ブール 14枚入り ¥4,968、ピュール・ブール 20枚入り ¥7,020
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フローラ・デヴィスシェフとパリでお話
フローラ・デヴィスシェフ
ル・ビスキュイ・アラン・デュカスのフローラ・デヴィスシェフに、「ル・カフェ・アラン・デュカス」でお話をうかがいました。
──お店にはいつ訪れても、お客さまがいらっしゃいます。ふだん、どんな方が訪れるのですか?
近隣に住む多くの方がいらっしゃいます。たとえば子どもたちが学校帰りに立ち寄っていったり、お子さまを連れたお母さんが来たり。もちろんフランス国内の遠方からも、海外からの観光客の方々もいます。
──「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」のシェフとして、日々どのように仕事と向き合っていますか?
私たちの仕事は、素晴らしい仕事です。お祝いの日や記念日に私たちのビスキュイを買ってくださる方が多いですが、お誕生日やノエル(クリスマス)など、遠くにいても、私たちはみなさんの日々の喜び、そして人生に参加している。そのことがとても幸せです。
ビスケットはやわらかくて、小さな子どもが食べるもののひとつですよね。だからこそ記憶に残り、大人になってもいつまでも「心の中の子ども」とリンクし、ノスタルジーにつながる大切なものだと感じています。
また、私はパリの「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」のシェフであると同時に、年間を通じて仕事を構成し、チームをまとめるオーケストラのコンダクター(指揮者)のような役割をしているような気がしています。よい雰囲気を作って、よいことを行い続ける。スタッフがみんなハッピーなら、おいしいビスキュイができると思いますから。
──日本にお店ができますね。どんなお気持ちですか?
パリから遠く離れた日本で、いよいよ私たちのビスキュイをお届けすることになりました。とてもエキサイティングです!
実は一度日本へ行けそうなタイミングがありましたが、パンデミックでかなわなかったので、日本へ行くのは初めてです。日本へ行くのは夢でもあったんですよ。日本のために限定の商品も作りましたので、楽しみにしていてください。
text&photo: 市川歩美
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