【3LDKの平屋】間取りのポイントは?費用相場も解説

3LDKの平屋を建てたいと思ったら、間取りの決め方や費用相場が気になるところです。費用相場や間取りの決め方を理解していると、理想の平屋を建てるための計画を立てやすくなります。

この記事では、3LDKの平屋を建てる際にかかる費用相場と間取りのポイントについて解説します。

 

一般的な3LDKの平屋の規模

実際に3LDKの家を建てるには、広さによって建築費用が異なるため、家の大きさを把握しておく必要があります。

ここでは、3LDKの平屋の規模について解説します。

 

3LDKの 平屋の広さ

3LDKの平屋の坪数は27~30坪(約90~100平米)が広さの目安です。20坪や24坪といった狭い3LDKの平屋もありますが、30坪程度あればゆとりのある居住スペースを確保できるでしょう。

住宅金融支援機構の「2020年フラット35利用者調査」を確認すると、注文住宅の住宅面積の全国平均が「124.4平米」です。平屋は階段のスペースが必要ないため、27~30坪(約90~100平米)の広さでも、同じくらいに感じるでしょう。

 

3LDKの平屋で必要な土地の広さとは

3LDKの平屋で必要な敷地面積の目安は60坪です。この数値は、「建ぺい率50%、容積率100%」で30坪の建物面積を想定した際の敷地面積になります。

なお、容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合のことで、用途地域別に割合が決められています。一戸建て住宅が多い「第一種低層住居専用地域」の場合は、「50~200%」で設定されています。

一方で、建ぺい率とは、敷地面積に対する建物面積(真上からみた面積)の割合のことです。容積率と同様に用途地域別に割合が設定されており、「第一種低層住居専用地域」などでは、一部例外を除いて「30~60%」に定められています。

このように、建ぺい率と容積率によって必要な敷地面積が異なるので、平屋を建てる際は建築予定地の建ぺい率と容積率を事前に調べましょう。

 

夫婦2人と子ども2人に適した広さ

夫婦2人と子ども2人の家族構成であれば、3LDKは十分な広さの間取りです。3LDKであれば、夫婦の寝室と子ども2人がそれぞれ1部屋ずつ自分の部屋を持てるでしょう。

ただし部屋をすべて使ってしまうため、来客があった際に客間がありません。とはいえ、平屋の場合はリビングを広くとっているケースが多く、リビングに布団を敷いて寝てもらうこともできます。それほど懸念する必要はないでしょう。

 

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3LDKの平屋の費用相場

3LDKの平屋を建てようと検討している方が一番気になるのは、「費用相場」ではないでしょうか。 費用相場を把握しておかないと、住宅ローンの資金計画も立てることができないため、事前に知っておく必要があります。

ここでは、3LDKの平屋の家を建てる際にかかる建築費用や、土地購入費用の相場について解説します。

 

家を建てる費用相場

3LDKの平屋を建てる際にかかる本体工事費用は「1,500万~2,000万円程度」が相場です。しかし、実際にかかる費用は間取りや使用する建材、設備などによって異なります。

この相場は、3LDKの平屋を建てるのに最低限必要な金額と考えましょう。詳しい金額については、建築を依頼する住宅会社などに問い合わせてみてください。

 

土地価格相場

3LDKの平屋を建てるために必要なそれぞれの都市圏の土地価格相場(60坪の土地を想定)は、以下の通りです。

・東京圏:約5,594万円

・大阪圏:約3,787万円

・名古屋圏:約3,140万円

このように、地域によって土地の購入金額は大きく異なります。なお上記の金額は、国土交通省が実施している「令和3年都道府県地価調査」の「東京・大阪・名古屋圏」以下の1平米あたりの金額から、算出しています。

・東京圏:28万2,014円/平米(約93万2,278円/坪)

・大阪圏:19万933円/平米(約63万1,183円/坪)

・名古屋圏:15万8,316円/平米(約52万3,359円/坪)

 

諸経費の相場

諸経費とは、土地の登記費用など付帯工事費用と本体工事費用に含まれない費用のことです。相場は、注文住宅の建築費用を合計した金額の5~10%程度といわれています。

なお、諸経費の内訳は、以下の通りです。

・ローン借入費用(融資事務手数料など)

・保険料(火災保険や地震保険)

・登記費用(抵当権設定登記など)

・土地の仲介手数料

・不動産取得税

・地盤調査費用

・地盤改良費用

上記の費用はあくまでも一例になります。地盤改良費用などが諸経費としてかかるケースもあるので、詳細については住宅会社に問い合わせるようにしましょう。