男性がDV被害者の場合の慰謝料請求
夫が妻からDV被害を受けて離婚請求するとき、慰謝料も同時に請求できるのでしょうか?
慰謝料が発生するのは、相手に婚姻関係を破綻させたことについての「有責性」がある場合です。配偶者への暴力は相手の人格を否定する重大な不法行為ですので、加害者には婚姻関係を破綻させた有責性が認められます。
ここでは男女の区別はありません。男性が被害者で離婚が認められるケースでも慰謝料を請求できます。慰謝料の金額についても、男性と女性とで区別はありません。
相場としては100~300万円程度となることが多いでしょう。ただし男性が被害者の場合、どうしても女性より被害結果が軽くなるでしょうから(身体的に男性の方が頑強であるため)、その意味では慰謝料の金額が女性より低めになるケースが多くなる可能性はあります。
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男性がDVで離婚請求するために必要な証拠
男性がDVで離婚と慰謝料を請求するには、「証拠」が必要です。世間的にはまだまだ男性がDV被害者になるという認識がなく、証拠がなかったらほとんど誰もDV被害を信じてくれない可能性が高くなるからです。DVの証拠としては、以下のようなものを集めましょう。
・けがをしている部位の写真や動画
・妻から暴力を振るわれているときの録音、録画
・診断書、診療報酬明細書
・知人や関係者の証言
・妻とのメールの内容
・毎日詳細につけている日記
・妻から暴力を振るわれているときの録音、録画
・診断書、診療報酬明細書
・知人や関係者の証言
・妻とのメールの内容
・毎日詳細につけている日記