陶芸家・額賀章夫さんが30年超のキャリアを振り返る作品集「My Ceramic Journey」を上梓。

11月1日から『桃居』で開催の個展にて販売スタート。

　茨城・笠間焼の作家として、国内のみならず世界各地で個展を開催する陶芸家、額賀章夫さん。昨年行われた、独立30周年を記念した展示「My Ceramic Journey」をきっかけに、同名の作品集を出版することが決定した。
　日常使いの器ゆえ作品を集めることは簡単ではなかったものの、彼の作品のコレクターであるジョン・ムーア氏の力を借り、茨城県陶芸美術館の編集協力もあって作品集が完成。本人の作品解説に加え、ジョン氏や金子賢治氏（茨城県陶芸美術館長）もテキストを寄せた。写真は初期作から、今年発表した最新作までを収録。華道家の上野雄次氏による花いけや、ジョン氏自邸にてスタイリングを施した写真を織り交ぜて構成した。代表的なプリーツワークをはじめとした、額賀さんらしい造形美を堪能できる一冊となっている。
　また巻末には、アダム・シルヴァーマン、高山英樹ら国内外の作家とのコラボレーション作品も収録。販売は、11月1日（金）から東京・西麻布『桃居』で開催される個展からスタート。今後は額賀さんの作品を取り扱うショップや、直接での販売も予定しているという。人気作家のルーツから今日までを振り返る保存版の一冊、ぜひ手にとって紙上の陶芸旅を楽しんでほしい。