もどかしい、母との距離感
――母・まひろについて
たくさんお土産も、もらうじゃないですか。でも心の奥できっと「そうじゃない」と思っていたと思うし、もっと一緒にいたかったのかなとは、賢子が思っているのかなとは思うんですけど。
でも、きっと尊敬している部分もあると思うし、うん……。
でも、叔父上(惟規)が亡くなって、そこで母上が初めて泣くのを見て、なんかこう自分の思っていた母上とは違うのかもしれないってそこで思って、母上のそこで、距離だったりとか心の距離もそうですし、見え方が違ってきたのかなとは思いますし。
でもそこまで時間もたっているわけでもないし、まだ完全に親子っていう距離感ではないですけど、きっと近づこうと思っているし、近づきたいとも思っているんじゃないかな思います。
でもなんか不思議な距離感だなと思いますね。
(C)NHK
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第41回 「揺らぎ」あらすじ
即位した三条天皇(木村達成さん)と道長(柄本佑さん)の間では、早くも水面下で覇権争いが始まろうとしていた。道長の息子たちの序列争いも表面化し…。
その頃、まひろ(吉高由里子さん)は天皇を失った悲しみに暮れる彰子(見上愛さん)を慰め、和歌の会を催すことに。
すると、招かれていないききょう(ファーストサマーウイカさん)が現れる。
さらにまひろの実家では、娘の賢子(南沙良さん)と若武者・双寿丸(伊藤健太郎さん)が仲を深めはじめ…