必見!洗濯動線のコツ
毎日のルーティン作業である家事は、できるだけ負担を減らして時短で済ませたいもの。家事動線を意識して家づくりをすることで、住み心地のよい住宅になります。洗濯動線のつくり方をご紹介します。
ランドリールームは大きめのスロップシンクを
ランドリールームにはスロップシンクを設け、下洗いをしてそのまま洗濯機に入れられる動線にしています。スロップシンクとは、通常よりも底が深く、大きく作られている洗面台のこと。シンクが広いため服や靴が洗いやすいだけでなく、泥や吐しゃ物など洗面台で洗うことに抵抗のある服や靴などを簡単に洗えます。
ランドリールームとつながる洗面所
ランドリールームと洗面所をつなげ、服を脱いでそのまま洗濯機に入れられる動線に。洗面台は棚のスペースを広くとり、身支度などの準備ができるように工夫されています。
ファミリークロークを設置して洗濯動線を確保
ランドリールームで洗濯し、干したものをそのままファミリークロークに収納できる洗濯動線をつくっているのもポイント。ファミリークロークに通じるドアもあえて外すことで、扉の開け閉めが必要ありません。
動線をしっかりつくっておくことで、ちょっとした家事のストレスを軽減できます。
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2世帯ならではの配慮!あえてドアをつけないヒミツ
玄関から入って左に行くとリビング、まっすぐ行くと水回りにつながる間取りですが、注目すべきはリビングにつながる道に扉が付いていないこと。リビングの熱が逃げてしまい、寒くなるのでは?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
二世帯住宅ならではの家づくりのコツをご紹介します!
リビングの熱を廊下に逃がしてヒートショックを防止
リビングと廊下の間に扉を付けずにあえて熱を逃がし、ヒートショックを防ぐ二世帯住宅になっています。ヒートショックとは、急激な温度変化によって脈拍や血圧が変動すること。お年寄りの方を中心にダメージを受けやすく、最悪の場合死に至ることもあるといわれています。
各部屋と廊下の気温を一定に保つことでヒートショックを予防し、お年寄りの方も安心して過ごせる二世帯に仕上がっています。
同居する義母の異変にすぐ気づける
リビングと廊下の間に扉を付けない二世帯住宅にすることで、同居する義母の異変に気づけるようにしています。義母の部屋をあえてリビング向かいの部屋にし、何かあった際もすぐに音が聞こえてくる環境にすることが大切です。
配慮あふれる義母の部屋とは?つくり方のコツをご紹介
二世帯住宅の家づくりで意外と大変なのが距離感の取り方。同居する場合であれば、キッチンやお風呂などの共用スペースの使い方に悩む方も多いのではないでしょうか。
親世代と子・孫世帯、どちらも楽しく暮らせる家づくりのコツをご紹介します。
キッチンを設置して生活がひと部屋で完結
義母の部屋にはキッチンを併設し、ひと部屋で最低限の衣食住を確保できるようにしています。とくにキッチンは、義母と嫁が取り合ってしあうこともしばしば。キッチンを2つ設置することで過度に気を遣わず生活できる二世帯住宅になっています。
東側に大きな掃き出し窓を設置
東側に大きな掃き出し窓を設置し、室内に朝日を多く取り込めるつくりにしています。掃き出し窓の外側にはウッドデッキを設置し、将来は縁側のように日向ぼっこができる空間に。義母の生活スタイルを考慮した素敵な部屋に仕上がっています。
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客間動線と家事動線を完備した1階のヒミツ
適切な動線の確保は、快適な住宅をつくる鍵。親世帯と子世帯の距離感に配慮した動線や、生活空間にお客さんを入れない客間動線など間取りや動線を工夫することで過ごしやすい二世帯住宅になります。
二世帯住宅ならではの動線づくりを見ていきましょう。
使い勝手のよい和室
和室には丸窓を設置し、上品な雰囲気に。和室は義父母の部屋に隣接されており、義母の部屋としても客間としても使える空間になっています。
和室の扉は玄関につながることで、玄関から帰ってきたらそのまま義母の部屋に直行できる間取りに。親世代と子・孫世帯との距離感を保っています。
動線に優れた1階
最大の特徴は、優れた動線の数々。洗濯して干したものをそのまま収納できる洗濯動線や、生活空間を通らずに客間に行ける客間動線など暮らしに欠かせない動線の工夫がたくさん施されています。
淡いブルーが素敵な主寝室
夫婦の寝室はいちばんプライベートなところであり、こだわりたいと思う方も多いのでは。ウォークインクローゼットを取り入れたおしゃれな主寝室をご紹介します。
部屋の一部を仕切り、ウォークインクローゼットを
主寝室の部屋を仕切るように淡いブルーの壁が貼られています。白を基調とした部屋によく映えており、上品な印象になっています。
淡いブルーの壁の裏側には広いウォークインクローゼットを設置。朝起きてそのまま着替えられる動線を確保しています。
吹き抜けにも快適に暮らす一工夫が
開放感を演出できる吹き抜けは、リビングの真下にあると2階の冷気や熱気がリビングにまで降りてしまうことも。手すりにアレンジを加えて細かな部分まで配慮し、二世帯住宅が建った後の暮らしにまで目を向けた設計になっています。
リビングに2階の空気が漏れないように
リビングが真下に設置されている吹き抜けの場合、階段の手すりを支える手すり子の間に幅があるアイアン手すりにすると2階の空気がリビングに当たることも。冬の場合はひんやりとした冷気を浴びる可能性があり、快適に過ごせないケースもありますよね。
あえて吹き抜けを壁で仕切り、温度を一定に保てる二世帯住宅に仕上がっています。
まとめ
いかがでしたか?あえて扉を付けない間取りや距離感を意識した生活動線など、親世帯への配慮があふれる二世帯住宅になっていました。
家が建った後の暮らしを考えながら工夫することで、家族みんなが暮らしやすい二世帯住宅に仕上がります。ぜひ家づくりの参考にしてみてください!