【医師監修】更年期前後でなりやすい病気とは?女性が気を付けるべき病気リスト12

50歳前後で、気を付けたい婦人科系の病気

子宮や卵巣に発生するさまざまな病気は、婦人科を受診することで早期発見の道につながります。実は、現代女性の婦人科系の病気は増加傾向にあります。その一因には、初潮(初経)年齢が早まっていること、出産回数の減少と月経回数の増加があるといわれています。

その結果、子宮や卵巣に大きな負担がかかっていると考えられ、月経回数の増加は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん、卵巣がんの発生に影響しているといわれます。閉経後に不正出血がだらだらと毎日続く場合は、子宮体がんの可能性を考えましょう。

子宮筋腫は、閉経後は徐々に縮小されます。しかし過多月経、貧血などの症状が強く出ている場合は治療が必要になります。一方、子宮頸がんは、若年化してきており、30~40代に最も多い病気です。進行がんは60代以降に多いので気を付けたいところ。

また、がんの中で女性の罹患率が一番高い乳がんも、出産・授乳経験のない人の方が、発症リスクが高いことがわかっています。検診は2年に1回、必ず受けましょう。

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死亡数の多いがんにも注意

50代女性が知っておきたい!大腸がんのリスクと予防

女性がかかるがんの中で罹患率が一番高いがんは乳がんですが、最も死亡数が多いのは、大腸がんです。2位が肺がん、3位がすい臓がんになります。大腸がんは一般のがん検診で検査を受けられますし、肺がん、すい臓がんの場合は、人間ドックやがんの専門病院などを受診することで発見が可能です。