【医師解説】 「スマホの使い過ぎで、もの忘れしやすくなる」は本当? 脳に効くスマホの使い方5

高齢者も使いこなし、生活に必要不可欠となったスマートフォン。使い過ぎると“もの忘れ”の状態になることを知っていますか?「脳内が散らかって必要な情報が引き出せなくなる」と医師で脳の専門家の奥村さんは言います。脳にいいスマホの使い方5つとは?

便利なスマホで“もの忘れ”状態に!?

「だらだらスマホで不要な情報を集め続けると、脳内は散らかる一方」と脳の専門医・奥村さん。

「『あれ何だっけ?』と思い出したくても、散らかった脳からは、今必要な情報を取り出せません。いわゆる、もの忘れの状態です」と奥村さんは言います。

脳をスッキリさせるには、スマホを置いて毎日5分程度ぼんやりすること。その5分がさまざまな情報を、脳が自動的に整理整頓してくれるといいます。

「また何かわからないことがあっても、すぐにスマホに頼るのではなく、自分の脳で1分間考えてから。前頭前野の『深く考える機能』を衰えさせないためです」と奥村さん。

ここからは、脳にいいスマホの使い方を5つ教えてもらいます。 

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使い方1:就寝〇時間前からスマホ断ちをする

スマホ画面の光は、入眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制し、脳にとって大切な睡眠を妨げます。「寝る1時間前」からはスマホを見ず、寝室にもなるべく持ち込まないようにしましょう。

また起床時のアラームは、スマホの機能でなく目覚まし時計を活用。アラームを止めた後に、天気予報、ニュース……など、次々とスマホを使い続けてしまうことを防ぎます。