【ファンダメンタル分析】

バリュー投資家は株式の本源的価値の計算に多くの場合、配当割引モデルやそれを改良したモデルを用いているようです。

モデル自体はロジカルで容易に理解されますが、難しいのは先ほどのアナリストの仕事のように、モデルへの入力値を求める作業です。このモデルへの入力値を求めるプロセスはファンダメンタル分析と呼ばれます。調査、分析は様々で、前述した著名な投資会社以外にも、人を重視する投資家、業界動向(グローバルな)を重視する投資家も存在します。

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【安全余裕率】

バリュー投資家は将来の利益を推定した後に、この将来利益の現在価値を求めます。これが推定される本源的価値ですが、この数値は入力された値の影響を受けます。特に割引率、成長率の推定値に影響されるので、通常の場合は本源的価値の取り得る値の範囲を考えることが多いです。Graham and Doddも投資家に対して「安全余裕率」(margin of safety)を使うことを勧めています。