老眼はいつから始まる?症状を自覚したら老眼鏡の検討を

老眼の3つの症状とスマホ老眼

老眼には、近くの物が見えづらくなる以外にもさまざまな症状が見られます。ここからは、代表的な3つの症状と30代からも起こり得るスマホ老眼について確認しましょう。

【症状1】新聞や雑誌の文字がぼやけて見える

老眼になると、新聞や雑誌、スマホなどの小さな文字を見る際に、腕を伸ばして遠くへ離したり、薄暗くなると辺りが見えづらくなったりすることが増えます。例えば、新聞などを読む時に30センチ以上離した方が見えやすいと感じた場合は、老眼の可能性が高いです。

【症状2】ピントを合わせるのに時間がかかる

水晶体を支える毛様体筋の衰えが進むと、ピントの調節機能が低下します。そのため、近くの物を見た後に遠くを見ると視界がぼやけたり、遠くを見た後すぐに近くを見た時に目を細めたりすることが多くなるのも老眼の症状の1つです。

【症状3】目の疲れや肩こり、吐き気など体に負担がかかる

老眼を放置していると眼精疲労が進み、頭痛や肩こり、吐き気など体の不調につながる場合があります。また、目が疲れやすくなることで、無意識のうちに無理な姿勢を取るケースも少なくありません。体の負担になるため、放置せず眼科を受診すると良いでしょう。

遠くがぼやけるスマホ老眼

スマホ老眼は、長時間スマホを操作した後、顔を上げると遠くがぼやけて見えるのが特徴です。老眼と同様に、ピントを調節をする毛様体筋の働きが原因。症状は一時的で、遠くがぼやけるところが老眼との違いです。

スマホをたくさん使用する現代人が感じやすい症状の1つであり、20~30代の若い世代がスマホ老眼を自覚することも珍しくありません。放置していると老眼になるのが早くなったり、近視になったりする可能性があります。パソコンやスマホなどを長時間近くで見る場合は、20分ごとに遠くを見ることや、目を休めることを意識してみてください。

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老眼のセルフチェックと対策法

老眼を放置していると、肩こりや頭痛など体にも影響が出ることがあります。「見えづらい」と感じたら、まずは老眼のセルフチェックをしてみましょう。もし老眼の可能性があるなら、我慢せずに老眼鏡の使用を検討することも大切。ここからは老眼の簡単なチェック方法と対策法について紹介します。

もしかして老眼かも?簡単セルフチェック

「もしかして老眼かも」と感じたら、簡単な老眼チェックをするのがおすすめです。

・日が暮れる時間帯や薄暗い場所だと小さい文字が見えづらくなった
・スマホやタブレットの文字を拡大する
・商品マニュアルなどの小さな文字が見えづらくなった
・近視のメガネをかけているのに、小さい文字を見る時に外す
・新聞や本などの文字を読んでいると疲労を感じるようになった

老眼鏡の度数をチェック!自分で出来る測り方 – Aigan STYLE(メガネ・めがね)

40代から始まるといわれる老眼は、近くのものが見えづらくなります。自分はまだ若いからと老眼を放っておくと、今まで以上に眼を疲れさせ、かえって老眼が進むことが多いといわれています。自分に老眼の可能性があると気づいたら、適当に老眼鏡を選ぶのではなく、度数を測って眼の状態に合った一品を選びましょう。

老眼は治らない生理現象

老眼は年齢を重ねることで起きる生理現象のため、治療法はありません。自覚する年齢は違っても、どのような人でも同じように起きる可能性があります。

老眼になったら、遠近両用コンタクトレンズや老眼鏡を使い、矯正を行うのが一般的です。ただし「近くと遠くを交互に見る」などの簡単なトレーニングで毛様体筋に刺激を与えると、老眼になるのを遅らせることができると言われています。

老眼対策には老眼鏡を

老眼は老眼鏡を着用して、目への負担を減らすことも大切です。老眼鏡は、自分の目に合った度数のレンズを選ぶのがポイント。度数が強過ぎると目にストレスをかけ、眼精疲労に繋がる原因にもなります。

パソコンやスマホを使う時間が長い人は、ブルーライトカットレンズを始めとした目に優しいレンズを選ぶ方法があります。また、フレームのかけ心地にもこだわると快適性が増すでしょう。「日本人の骨格に合った設計」「軽くてしなやか」などに着目してフレームを選ぶのがおすすめです。

老眼鏡はデザインで選べる。オシャレで機能性が高い老眼鏡選びのコツを解説 – Aigan STYLE(メガネ・めがね)

老眼は、加齢によって多くの人が経験する見え方の変化。そこで手に取るのが老眼鏡です。ですが老眼鏡=オシャレじゃないと感じる人も少なくないようです。この記事では、老眼鏡の選び方やオシャレな老眼鏡を紹介します。また、老眼鏡と気づかれにくい遠近両用レンズについてもあわせて解説します。