「会社に行きたくないときは、どうしたらいい?」大人の素朴な疑問にお答えます

「会社に行きたくない。どうしたらいい?」など今さら人に聞けない「仕事の悩み」「人間関係の悩み」を解決する、『おとなのギモン』清水康一朗著(フローラル出版)を紹介します。

本書は、働くあなたの「仕事悩みがなくなる」「お金も時間も、人生も豊かになる」そして「人生のギモンに対する答え」が手に入る一冊です。

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▼INDEX

1. 会社に行きたくない。どうしたらいい?

2. 仕事をする意味は何?

3. 本書のココがすごい!



1. 会社に行きたくない。どうしたらいい?



仕事はツライことや、思い通りにならないことばかりです。ただ、このギモンにはすでに答えがでています。

行きたくないなら、行かなければいい。

そんなこと言われても…と思うかもしれません。しかし、仕事というものは素晴らしいステート(感情や身体の状態)、つまりベストコンディションで取り組んでこそ高い成果を出せるものです。

それに中途半端なステートで職場に来られること、疲れた顔やツラそうな雰囲気を醸し出されることは、同僚や上司の立場から言わせてもらうと迷惑なことだし、周りにもマイナスな影響をだしてしまうので、会社にとっても現実的には休んでもらったほうがいいはずです。

これは単純な甘えといった話ではなく、目的や意図をもって休ませる、ということです。1人の負が連鎖してしまうのが職場の常ですから、もはやその低いスピードでは、本人だけのものではなく、職場全体の問題となります。

結局は、笑顔で楽しく仕事ができる「働く幸せ」を実感できる状態は、他の誰かがやってくれるのではなく、自ら作るしかないのです。ですから「行きたくない」と思ったら、まずは一旦休んでリフレッシュしましょう。

仕事から離れ、趣味の時間でもいい、たくさん寝る時間でもいい、美味しいものを食べる時間でもいい、気持ちや体のステートをリセットして改めて仕事に向かう意識を高めてから仕事に復帰しましょう。



「仕事に行きたくない」という状況から抜け出すには?



まずは、仕事との向き合い方を改める必要があります。

ただ、それは現状のようなステートが低い時や、仕事に追われ続けているような毎日の中では、なかなか難しいことですから、やはり「まず休む」ことが大事になってきます。

いやいや休めないよ、もしくは、休みにくい職場だという人は、仮病でもなんでもいいので休みましょう。

そのくらいしっかり休まないとリフレッシュできないものですし、それが今までできなかったからこそ、会社が嫌になったり、絶望感や不安感にさいなまされたり、仕事が億劫になるというループから抜け出せないのです。

仕事が嫌なら転職したほうが早いのでは?



職場がツラいなら転職しましょう。自由に生きましょう。とアドバイスする人も今の時代少なくないでしょう。

しかし、今回のギモンに対する答えは違います。仕事の態度、仕事の意義をしっかり意識できてない場合や、そして何よりも自分自身の「ステートマネジメント(状態管理)」スキルがないままに転職したところで、結局また次の職場でもよくない結果となるのは、目に見えています。

どんな仕事でもよい時期もあれば、よくない時期もあります。今では世界トップクラスの時価総額となったApple社もこのまま潰れるのではないか、もう復活できないかもしれないという時期もありました。

そのような時に辞めてしまった人と、そこで踏ん張って頑張った人とでは、あとで受け取れる報酬に大きな差が生まれてしまいます。

未来を見据えて諦めずに、自分の意識を高めてやり続けることは、現代社会でリターンの大きなスキルとも言えるでしょう。

どのような会社で仕事をするにしても、成果を上げられなければ評価されません。

会社がよくない、上司がダメだ、といっても、そういった制約条件のもとでも結果をださなければ、転職するたびに、うまくいかずに苦しむ人生が続きます。

こんなときはやるべきことは2つ。

1つは、「状態管理」=自分の感情や身体的なステートをよい状態に変えるスキルを身につけること。

2つ目は、「目標達成」=求められる成果、目標をなんとしても達成することです。

そもそも自分で自分をマネジメントできなければ、他人に嫌なことを言われたり、行動を管理されたりしても仕方ありません。朝寝坊して、親に叱られる子どもと同じです。

ましてや自分をマネジメントできない人にとって、他人はもっとマネジメントできないし、思い通りになりませんから、ストレスを強く感じやすいものです。

結局は自分の行動やステート(感情や身体の状態)、そして結果をマネジメントできないと、仕事のストレスはいつまでも減ることはないし、いつもふと「仕事を辞めたい」と感じ続けてしまうことでしょう。



2. 仕事をする意味は何?



なぜ仕事をするのかは、「そりゃお金のため、生活のためです」というのが、大半の答えだとは想いますが、そうなると嫌でもやらねばならない、という意識になってしまいがちです。

本質的な答えを共有すると「仕事は、みんな幸せになるためにするもの」です。よく言われるように「はたらく」とは「はた(周り)」を「らく(楽)」にすること。

あなたの仕事によって助かる人がいる、あなたの作業、技術やサポートによって人生がよくなる人がいる。つまり、あなたが「成長」し「貢献」することで、感謝される自分になれる。だから仕事は、本来楽しくてやりがいがあるものなのです。

「働く幸せ」は、あなたの「成長」と「貢献」によってもたらされる、ということです。実は人は成長すると、それだけで幸せを感じるようにできています。

では、「成長」とはなんでしょうか。「成長」とは、今まで見えてなかったものが見えるようになること(盲点の可視化)、今までできていなかったものができるようになること(不可の可能化)。この2つによって、人は成長を実感するものです。

ポイントは、この「働く幸せ」は会社や上司が与えてくれるものではない、ということです。会社に期待するのではなく、自ら「成長」と「貢献」の機会を作っていくことが大切なのです。

「絆徳(ばんとく)」という心構えで生きていこう、というのが私からの答えです。

絆徳(ばんとく)とは、あなたが相手に良いことをするので、ずっと一緒にいられる関係性を意味しています。

ポイントは、相手がどういう人であるかではなく、あなたが相手に「よいこと」をしているかどうかにあります。相手に「よいこと」をすると相手にとって、あなたと一緒にいることにメリットがあるので、あなたの近くにいたくなります。

あなたの魅力が高まり、モテる人になれるともいえますし、ファンが多いインフルエンサーや、お客様が集まる人気の営業パーソンになれるという考え方ともいえます。

絆徳(ばんとく)における前半の「あなたが相手によいことをする」が徳の部分、後半の「ずっと一緒にいられる関係性」が絆の部分。この絆の部分を音読してばんと読み、「絆徳(ばんとく)」と呼ばれます。

この絆徳(ばんとく)をお互いが意識できれば、お互いに相手によいことをするようになり、心地よくずっといることが実現していくという考え方です。ぜひ取り入れてみてください。

煩わしい想いまでして、人間関係って必要?



とはいっても、人間関係を作るのは大変だし、ストレスもかかる。そうなると特に職場において、無理をしてまで人間関係を作るなんて無駄なこと、会社もどうせいつかは辞めるから無意味、なんて感じている方がいるかもしれません。

しかし、私がお伝えしたいのは「これからの最強の資産は絆である」ということ。実際人間関係を作り、絆が結ばれると、3つの大きなメリットがあります。

1つ目は、あなたが精神的なサポートを周りから受けることができるようになることです。

2つ目に、よい人間関係によって、価値のある情報や知識が得られるようになる、ということ。これは、あなたの成長やキャリアアップにおいても重要なポイントです。

3つ目のメリットは、「絆」こそが、あなたの経済状況に直結するという点です。簡単に言えば、親や親族との関係がよければ、お金の心配をすることがなくなるはずです。

困った時に助けてくれる身内がいるかどうか、現代の日本はこれが失われてきているともいえるでしょう。

他にも上司との関係がよければ、お客さまとの人間関係がよければ、あなたの収入もあがっていく未来は容易に想像できるはずです。

さらに言えば、金融関係や投資家とよい人間関係が持てていれば、資金繰りに困ることはないはずです。つまり、人間関係がよくなれば、お金に困らない!ということです。

これからの時代は、人間関係を煩わしいものと捉えるのではなく、あなたの精神的なサポートにもなり、キャリアの発展にもなり、何よりもお金に影響すると考えて身につけるべきスキルと捉えるべきなのです。

これからの時代は「絆」があれば、人間関係も、お金の問題も、すべてを解決できます。



これからは「絆」が最強の資産である。



私が本書で共有する「答え」は、これまでの常識からすると、意外に思うことばかりかもしれません。自分によいことをすること、相手によいことをして「絆」をつくること、ただそれだけでいいと言っています。

「そんなきれいごとや精神論で、うまくいくはずがない」

「本を読んだだけで変わるはずがない」

そう思われるのは当然です。ところが、この「答え」を学んだ何万人もの方々が、現実的に収入がアップした、業績が大幅にあがった、人が辞めなくなった、と言ってくださっているのです。

さらに、ビジネスだけではなく、家族の人間関係も、友人関係もよくなり、人生が変わったというのです。この影響力の大きさには私自身驚いています。

1人でも多くの人のギモンが解消し、人生が豊かで幸せになっていく「働く幸せ」を実感できる、そんなきっかけになることをこころより願っております。



3. 本書のココがすごい!



今回紹介した『おとなのギモン』清水康一朗著(フローラル出版)のすごいところは下記に集約される。

①「仕事に行きたくない」「転職したほうがいいのか」など誰もが一度は感じたことがあるが、誰かに相談しにくいギモンに、真っすぐにシンプルに答えている。

②主に仕事の悩みについて答えているが、学生生活、プライベートの人間関係などさまざまなシチュエーションに汎用性がある。

【著者】 清水康一朗(しみず・こういちろう)



ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。

Forbesオフィシャルコラムニスト。

2022年1月発刊「絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?」の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。

鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。

日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。

Apple創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

著者X/https://x.com/koichiroshimizu



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