シルバーレースは、その名のとおりレースのような繊細な形の美しい白色の葉が人気のリーフプランツ。寄せ植えや花壇のアクセントとしても活用されています。この記事では、シルバーレースの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、シロタエギクとの違い、育て方などについて、詳しくご紹介します。

シルバーレースの基本情報


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植物名:シルバーレース
学名:Tanacetum ptarmiciflorum (syn. Gonospermum ptarmiciflorum)
英名:Silver lace bush、 Silver feather、Senecio Cineraria ‘Silver lace’
和名:シルバーレース
その他の名前:セネシオ、タナセツム
科名:キク科
属名:ヨモギギク属(タナセツム属)
原産地:カナリア諸島
分類:常緑性多年草

シルバーレースは、キク科ヨモギギク属(タナセツム属Tanacetum属)に分類される植物で、草丈は20~60cmほどです。原産地は、アフリカ大陸北西の大西洋にあるカナリア諸島で、現地ではIUCNレッドリストにEN(絶滅の危機)として登録されています。

セネシオ属のシロタエギク(ダスティミラー)と葉の色や姿がよく似ているため、混同されてシルバーレースもシロタエギクの名で流通することがあります。

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シルバーレースの葉や花の特徴


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園芸分類:草花
開花時期:5〜6月
草丈:20〜60cm
耐寒性:普通
耐暑性:強い
花色:白

シルバーレースは、美しいシルバーの葉が人気のリーフプランツです。葉の形は羽状複葉で、シダ植物のような細かな切れ込みがある繊細な姿が魅力的です。葉には産毛が密生しており、柔らかな手触りです。基部から何本も茎を伸ばし、茎は次第に木質化して灌木状に生育します。

伸びた茎の頂部に、キク科らしい小さな白い花弁の花を咲かせます。ただし、シルバーリーフとして葉をメインに観賞するため、株が弱らないようにつぼみがついたときは切り取るのが基本です。


シルバーレースの花。Tamara Kulikova/Shutterstock.com