【中高年女性】お腹の脂肪はなぜ危険?こんなお腹の出方の人は要注意!【判定基準をセルフチェック】

内臓脂肪レベル10以上は注意が必要!

内臓脂肪レベルとは、内臓脂肪(内臓の隙間に付く脂肪のこと)の蓄積の状態を表したものです。体にどのくらい内臓脂肪がついているかが1、2、3……などの数字で表示されます。

タニタが公開する内臓脂肪レベルの判定基準は、以下です。

9.5以下(標準)
内臓脂肪蓄積のリスクが低い
10.0〜14.5(やや過剰)
運動やカロリー制限によって、標準レベルを目指すことが推奨される
15.0以上(過剰)
運動やカロリー制限を積極的に行い、減量する必要がある。医学的な診断については医師に相談

内臓脂肪レベル10は、内臓脂肪面積(体の断面積に占める脂肪の面積)にすると約100平方センチメートルになり、内臓型肥満と判定されます。

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内臓脂肪レベルは適正値を保つことが大切

年を重ねると「食べる量は変わっていないのに太りやすくなった気がする」と感じ始める人もいます。これは、加齢に伴って基礎代謝量が低下することで、内臓脂肪が付きやすくなるためです。

内臓脂肪は、ぽっこりお腹や内臓脂肪型肥満の原因になるものの、衝撃から内臓を守る、内臓の位置を正常に保つなどの役割もあり、人間の体になくてはならないものです。

また、脂肪細胞にはアディポネクチン(動脈硬化予防、高血圧予防、インスリンの作用の正常化、心臓の保護などを行う)やレプチン(食欲を抑え、体重や肥満を抑制する役割がある)の分泌という大切な役割もあります。

しかし、内臓脂肪が増え過ぎるとアディポネクチンの分泌量が減ったり、レプチンの感受性が低下してしまい、体重増加、高血圧、高血糖、動脈硬化の促進、血栓ができやすくなるなどのデメリットが生じるため、適正値を保つことが大切です。