内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方はある?
内臓脂肪型肥満の場合、ウエストまわりに脂肪が蓄積されるため、お腹が膨らんで丸くなってリンゴのように見える「リンゴ型」に太るといわれています。
一方、皮下脂肪型肥満の場合、太ももやお尻など下半身に脂肪がつくため「洋ナシ型」のように太ります。
なお、内臓脂肪は落ちてもなかなか見た目ではわからないといわれています。ダイエットでは、皮下脂肪が落ちて初めて効果を実感できる人もいるようです。
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内臓脂肪レベルの測り方
内臓脂肪レベルの測り方は、いくつかあります。
体組成計を使う
自宅で体脂肪レベルを測りたい場合には、家庭用の体組成計(体脂肪計、体重計)を使うのが便利です。
体組成計では、内臓脂肪レベルや体脂肪率、皮下脂肪率、骨格筋率(筋肉量)、推定骨量、BMI、基礎代謝や体内年齢なども算出できます。
内臓脂肪の表示は製品によって変わり、0.5レベル単位で表示されるものもあれば、1レベル単位で表示されるものもあります。
BMIや腹囲を参考にする
体組成計がない場合は、BMIを計算することで肥満の度合いがわかります。
BMIは「体重kg÷(身長m×身長m)」の計算式で算出します。日本肥満学会では、BMI22を適正体重(標準的な体重で、統計的に最も病気になりにくい体重)としており、18.5未満は低体重、25以上は肥満です。
ウエスト周囲径でいえば、女性の場合は90cm、男性の場合は85cmになると内臓脂肪面積が約100平方センチメートルとなり、内臓脂肪型肥満に該当します。
しかし、ウエスト部分には皮下脂肪もあるため、ウエスト周囲径のみでは内臓脂肪と皮下脂肪のどちらが多いのか判断は難しいです。BMIの場合も、皮下脂肪や筋肉を含むため、内臓脂肪が多いかの判断は難しくあくまで参考程度になります。
正確な数値を知るには病院で内臓脂肪測定(腹部CT)を
自分の内臓脂肪レベルがどのくらいか、正確な数値を知りたい場合は、病院で腹部CTを受けることで内臓脂肪を測定可能です。
腹部CTでは、1平方センチメートル単位という細かなデータで測定結果がわかります。