花毎の花言葉・カーネーション「至上の幸福」

カーネーションの一般的な花言葉は「無垢で深い愛」「女性の愛」など。色ごとにも花言葉があり、赤は「愛情」、ピンクは「感謝」、白は「純粋」や「幸運」とさまざまで、こうした花言葉には母の日の花として親しまれていることに由来しているものが多いようです。

一方、名前の由来から歴史を紐解いてみればカーネーションはとても歴史の長い花で、名前の由来でご紹介した通り、古代ギリシアの時代から全知全能の神であるゼウスの花として、また、ゼウスに捧げる花としての役目を担っていました。

紀元前から願いを込めて捧げられてきた花が、いまも大切なひとへ贈る花として受け継がれていることは奇跡ともいえます。

そこで、花毎では至上神とされるゼウスの恩恵をカーネーションに託して「至上の幸福」という花言葉を贈りたいと思います。

この花を手にとった方々がすばらしい幸福につつまれますように。

文・第一園芸 花毎 クリエイティブディレクター 石川恵子

水上多摩江

イラストレーター。

東京イラストレーターズソサエティ会員。書籍や雑誌の装画を多数手掛ける。主な装画作品:江國香織著「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」集英社、角田光代著「八日目の蝉」中央公論新社、群ようこ「猫と昼寝」角川春樹事務所、東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」角川書店など