この度、人生2度目の個人名刺を作りました。会社で支給される仕事用の名刺ではなく、自分でデザインした自分だけの名刺は、それだけで気持ちがアガリます。
会社の冠を外した自分で生きる
最初に個人名刺を作ったのは2020年、新卒で勤めた会社を早期退職した時でした。退職時は次の仕事先を決めておらず、どこにも所属していないからこそ、個人名刺の必要性を感じたからです。
初めて作成したのは、ネットで見つけたちょっと気になるデザインに、自分の名前と連絡先を当てはめたもの。一番やってみたかった「ライター」を名乗るために、ペンのデザインを選びました。
電話番号と住所、メールアドレスだけのシンプルさですが、自称でも「ライター」を名乗れたことで、少しだけ誇らしい気持ちになりました。
同時に、会社の名前に頼らない名刺は、自分という人間力だけで生きていく自覚を持つことでもあり、やや心もとなさを感じたことも覚えています。
初めての個人名刺はかなりシンプル
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誰でも簡単、Canvaに挑戦
早期退職から半年後、再就職した会社の名刺を再び持つことになりましたが、プライベートでは個人名刺を出す機会が増えました。自分の関心・活動領域と、生活の糧として働く職場に親和性が無かったからです。
そのわりに、個人名刺には連絡先以外の情報がなく、何とも味気ない……。
50代半ばを過ぎた今、ようやく本当に自分のやりたいこと、好きなことが見えてきたタイミングで、人生2度目の個人名刺を作り直すことにしました。
利用したツールは、Canva(キャンバ)。オンライン上で使える無料のグラフィックツールです。
というとちょっと難しく聞こえますが、まったくそんなことはありません。無料のテンプレートや素材がたくさんあり、チラシやポスター、プレゼン資料、SNS用のバナーなど、初心者でも簡単に作ることができます。北野武と劇団ひとりのCMでもおなじみですね。
Canvaでは、名刺のカテゴリーから好みのテンプレートを選択します。別のデザイン素材を組み合わせることで、少しだけオリジナリティも出してみます。
しかし、最もこだわったのは自分を表現する「キーワード」でした。