パズルなどの脳トレ問題を1日1回以上解く習慣のある人は、まったく行わない人やたまに解く人より、認知機能テストの成績がいいというデータがあります。簡単に脳の機能を鍛えられる無料の「大人の脳トレドリル」で、認知症予防を心掛けましょう。
監修者プロフィール:篠原菊紀さん(脳研究の専門家)
しのはら・きくのり 公立諏訪東京理科大学工学部情報応用工学科教授。運動、学習、遊びなど日常のさまざまな場面の脳活動についての研究を行い、子どもから高齢者までを対象に、脳育や認知機能低下防止、脳トレなどについての執筆や監修、講演などを幅広く行っている。
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毎日の脳トレが認知症予防につながる!
「2019年の発表でWHO(世界保健機関)は、脳トレが認知症のリスクを防ぐ効果があると認めています」と話すのは、脳研究の専門家・篠原菊紀さん。
認知症の予防に大切なのは、以下の4つの力を維持することです。
思い出す力
イメージする力
記憶する力
集中する力
脳には部位ごとに役割があり「それぞれの力に関連する脳の部位を刺激すれば、脳が活性化します」とのこと。脳トレで鍛えられる4つの力と脳の部位を下図に示しました。
「楽しみながらやれば、より効果が期待できますよ」と篠原さん。脳に働きかけ、認知症予防にも効果がある、脳トレ問題を紹介していきます。さっそく取り組んでみましょう。