定年後も働きたいと考える公務員が8割超

「令和5年 退職公務員生活状況調査報告書」によると、定年退職後も働きたいと思った人は83.3%となっており、また、定年退職後は働きたいと思わなかった人でも54.1%が収入を伴う仕事に就いている、と発表しています。

なお、定年退職後も働きたいと思った理由や働き続けたいと思った年齢については、次のグラフのようになっており、公務員といえども暮らしに余裕があるとはいえなくなってきていることがわかります。



[図表1]定年退職後も働きたいと思った理由(複数回答) 人事院事務総局「令和5年 退職公務員生活状況調査報告書」より抜粋


[図表2]定年退職後に働き続けたいと思った年齢 人事院事務総局「令和5年 退職公務員生活状況調査報告書」より抜粋

Aさん夫婦はいまはまだ60代で健康ですが、将来病気になったり介護状態になったりした場合、高齢化が進む日本ではいくらお金がかかるかわかりません。

団塊世代のすべてが後期高齢者になる「2025年問題」もとうとう来年になってしまいました。なにが起こるかわからない時代、老後は健康でできるだけ長く働くことが重要になります。そのためには現役時代からの準備も大事です。マネープランだけでなく、若いうちから生涯のジョブプランも考えておきましょう。

川淵 ゆかり

川淵ゆかり事務所代表

ファイナンシャルプランナー