年齢と共に体のあちこちに気になる部分が増えてきました。中でも特に、最近私が気になっているのがおしりです。先日たまたまある40代半ばの芸能人の方の水着写真を拝見したのですが、そのおしりに釘付けになってしまいました。黒ずみなどまったくない、すべすべつるんとした丸いおしり……。こんなふうに最近、他人のおしりに目が行ってしまうようになったのは、とある痛い出来事がきっかけでした。
おしりが割れた!
ある日、子どもとお風呂に入っていたときのことです。上の子が下の子のおしりを見て、「どうしておしりが青いのか」と聞いてきました。私は蒙古斑のことを教え、その日はそれで話が終わったのですが……。
その翌日のこと。一緒にお風呂に入った際、上の子が私のおしりを見て「お母さんにも蒙古斑があるんだね」と言うのです。「え?そんなまさか……」と思い、よくよく鏡で自分のおしりを見てみると、尾てい骨の下辺り、ちょうど割れ目の一番上の辺りが何となく色が違うではありませんか。
驚いて、もっとよく見ようと両手をしりたぶ(おしりの左右の膨らみ)の上のほうに沿え、そっと抑える程度に左右に開いたところ……。ピシッという何かが裂けたような感覚と共に痛みが走ったのです!
触ってみると皮膚が乾燥してガッサガサでした。そんな状態の、おしりの下のほうの黒ずみと同じような色をしていた部分が尾てい骨の下あたりからおしりの割れ目のあたりまで丸を描くように広がり、そのちょうど真ん中、割れ目の延長沿いがぱっくりとひび割れていたのでした。
血は出ませんでしたが、せっけんが染みること染みること! 今までおしりの下のほうの黒ずみにばかり気を取られており、その辺りは見てもいなかったので、一体いつの間にそんなことになっていたのかとただただ困惑しました。
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猫背が招いたおしりの黒ずみだった!
ネットで調べると、尾てい骨下の変色してガサガサになった部分もまた、おしりの黒ずみであることがわかりました。そもそもおしりの黒ずみは、メラニンが関わって起きるのだそうです。皮膚に何らかの刺激があると、それを守ろうとメラニン色素が生成される→通常メラニンは肌のターンオーバーによって排出されるけれど、年齢と共にその周期が乱れ、メラニンが排出されずに蓄積される→黒ずみに変わっていくという流れなのだそう。
下じりの場合は、下着や服などで摩擦が起きたり、座るときに体重などの圧力がかかって圧迫や刺激を受けたりするから黒ずみやすいとのこと。下じりが黒ずみやすいのはよく聞くので知っていたのですが、なぜ尾てい骨付近のあんな上のほうが?と疑問に思っていたら、それもネットでそれらしき答えを見つけました。
上のほうの黒ずみの原因はズバリ、猫背とのこと。まさかと思って意識して猫背で座ってみると、びっくり。たしかに、座った状態で猫背になると骨盤が傾き、おしりの上のほうまで座面に着くような状態になります。座り方によっては、おしりのお肉がその辺りに寄せ集められていることも。しかもちょうど下着の縫い目があったりして、意外に尾てい骨周辺に刺激が起きていることがわかりました。