【人生相談】「妻が我慢するしかないの?」傷つく言葉で口撃してくる夫のベストな対処法とは

読者のお悩みに専門家が答えるQ&A連載。55歳女性の「人には厳しく口撃するのに、自分の非は認めない夫。傷つく言葉を平気で言うことが許せない」というお悩みに、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんが回答します。

55歳女性の「傷つく言葉を平気で言う夫が許せない」というお悩み

冗談でも、私が傷つく言葉を平気で言う夫が許せないことが多々あります。人の弱点は鋭く口撃するけれど、自分の非を認めない性格の夫を、私はこの先ずっと我慢していくしかないのでしょうか?

お互い55歳、子どもたちは独立して今は二人暮らし。私は実家の母の介護に週2回通う専業主婦です。メンタルがやられるたびに悲しい思いで、つらい気持ちになります。

この先、何回も起きることだと思います。夫に私が傷付いていることをわかってもらうのか、私が気持ちを切り替えて、事あるごとに我慢するのか……。

アドバイスをよろしくお願いいたします。

(55歳女性・銭湯育ちさん)

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岡野さんの回答:言葉をかわしつつ、感謝を伝えて関係改善を

 子どもたちが成人して、親としての責任も軽くなり、夫婦二人の生活に入ったタイミングなのでしょうか。夫婦二人だけの生活だからこそ、今まではスルーできたことも気になってしまうのだと思います。

きっと銭湯育ちさんは専業主婦としてがんばってきて、子育てを全うし、子どもたちが自立した寂しさも含めて、今までの人生を振り返っているところなのだと思います。

そんな中で、夫は相変わらず人のことをきつく言ってくる。それなのに、何かあっても自分の非は認めない。そのたびに「またか」とメンタルをやられて、傷ついてきた銭湯育ちさんのやるせなさが、よくわかります。

さらにお母様の介護の疲れも混じって、夫とのこれまでの結婚生活から将来を予測し、どうしても不安で、今後の幸せな自分の姿が見えないのだと思います。

子育てが終わり夫の定年まで5年、10年。昼間の自由を得て、これから自由な時間をどう使おうか、と考えている時期なのかもしれません。

ただ銭湯育ちさんは、今、お母様の介護も大変で負担なのだと思います。親の介護は誰もが通る道です。これから訪れる大切なお母様とのお別れの時に後悔しないよう、今は寄り添って差し上げてください。