クレジットカードとは何が違う?

一般的に後払いと聞いて思い浮かぶのは、クレジットカードでしょう。後に払う仕組みとしては共通していますが、後払い決済とクレジットカード払いの違いはなんでしょうか。

一つは利用範囲がクレジットカードよりも制限されている点です。主にネットショッピングで利用される後払い決済に比べ、クレジットカードは家賃や公共料金の支払い、実店舗での支払い等幅広く利用できます。

また、後払いは利用上限金額がクレジットカードより低く設定されているのも特徴です。後払い決済で購入できる金額は、高くても10万円程度に設定されていることが多く、クレジットカードのように高額商品の購入には利用できません。

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ネット購入者の4割弱が後払い決済を利用している

利用者が増えてきた後払い決済について総務省が調査をしています。総務省の令和4年通信利用動向調査報告書を見てみましょう。

引用元:総務省「令和4年通信利用動向調査報告書(世帯編)」P37より一部抜粋

インターネットにより商品等を購入した 15 歳以上の人の決済方法を見ると、「クレジットカード払い(代金引換時の利用を除く)」の割合が 75.9%と最も高く、次いで、「コンビニエンスストアでの支払い」が36.4%になっています。

クレジットカードには及びませんが、後払い決済も一定の利用者がいることが分かります。コンビニエンスストアで支払う人にはクレジットカードを持っていない人も含まれていますが、カードを持っていてもインターネット上でのクレジットカード決済に不安を感じる人も多く、不正利用を避けるために後払いを利用しているケースも多いと考えられます。