投資初心者が注意すべき点は?


初心者
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NISAが注目され、はじめて投資をするという人も増えています。2023年までは一般NISAとつみたてNISA、どちらか選ぶ必要がありましたが、つみたてNISAを選んだ人の9割が投資未経験者という調査結果もあります。

引用:日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2023年9月30日現在)について」より一部抜粋

つみたてNISAは金融庁が定めた一定の基準を満たした投資信託を定時定額でコツコツと積み立てていくため、初心者の方も継続しやすいと思います。ただし、2024年よりそれまでの一般NISAが「成長投資枠」、つみたてNISAが「つみたて投資枠」と名称を変え、それぞれ併用も可能となりました。

よって、それまでのつみたてNISAの時と同じように定時定額でコツコツ積み立てをしながらも、成長投資枠を使って一時金で株式や投資信託を購入するということもできます。投資信託に比べ株式は値動きも大きく、一時金を使った一括投資は相場の影響も受けやすいです。場合によっては短期間で価値が半分になるといったリスクもあります。その点、十分に注意する必要があります。

「せっかくの非課税枠だから」と躍起にならず、冷静に投資知識を身につけながら、新NISAを上手に活用して資産形成を行ってください。

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貯蓄・投資系の保険はどう考える?

近年はさまざまな貯蓄・投資系の保険商品も増えています。変額保険や外貨建て保険がその代表例です。一般的に自身で運用方法を選び、投資信託と同じように積極的な運用が可能ですが、ベースは保険です。一定の保障がある分、払った保険料の一部は保障のために使われ、それ以外が運用に回る格好となっています。加入前に当該商品の保障自体が必要かどうかじっくり検討してください。死亡保障などの保障が必要なければ、投資信託の方がコスト面などでは優れている可能性が高いです。

ただし、保険の場合、気軽に解約しづらいという特徴があります。株や投資信託は日々残高をチェックし、少しでも利益が出るとすぐに売却してしまう人もいますが、保険の場合は一度加入してしまうと、その後は頻繁にチェックすることなく、途中で解約することもなく、長期的な資産形成につながりやすいという見方もできます。

各種金融商品を分析し、合理的に判断することも大切ですが、「長く続けることができるか?」といった自分の性格なども踏まえ、総合的により良い資産形成方法を模索してください。