『漂流教室』『まことちゃん』などで知られる漫画家の楳図かずおさんが2024年10月28日に死去した。88歳だった。11月5日、小学館やマネジャーの公式アカウントが発表した。
「世界中の人々に届いて欲しい、永遠に読み継がれて欲しい」
楳図さんは1955年に『森の兄妹』でプロデビューし、『おろち』『神の左手悪魔の右手』などの「恐怖マンガ」(ホラー)の第一人者として活躍した。幅広いジャンルの作品を生み出してきたことでも知られ、SFものの『漂流教室』やギャグ『まことちゃん』などでも人気を博した。
マネジャー「ユウちゃん」の公式Xは5日、「漫画家・芸術家の楳図かずおが、永眠いたしました」と報告した。
「生前、楳図は自分の作品が世界中の人々に届いて欲しい、永遠に読み継がれて欲しいと願っていました。また、自分の作品の芸術的価値を信じておりました。その志がこれからも皆様の心に留まり続けることを願っております」
投稿には、おなじみの赤と白のボーダーシャツを着た楳図さんが、階段の踊り場で柱にもたれるように立った写真が添えられている。
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「わたしの人生は楳図かずお先生のおかげで今があります」
ジャンルにとらわれない多彩な作品で、漫画好きの心をつかんだ楳図さんの訃報に、惜しむ声が相次いでいる。
ファンを公言しているタレントの中川翔子さんは、「大好きな大尊敬する本当の神様 楳図かずお先生 もうお会いできないなんて信じられないです」と投稿。「楳図かずお 大美術展」のパネルを持ったツーショットを公開した。
「楳図かずお先生の美しくて怖い漫画があったから 絵を描く事が大好きになりました 楳図かずお先生があの日 またね! と声をかけてくださったから 私はあの時仕事をやめなかった 翔子という名前の文字も 大好きな漂流教室の翔ちゃんからいただきました わたしの人生は楳図かずお先生のおかげで今があります」と楳図さんから大きな影響を受けてきたと明かした。
「喪失感でいっぱいです またお会いすることがいつも私の夢でした 素晴らしい作品たちは永遠に これからもたくさんの人たちに届き続けます 楳図かずお先生、永遠に大好きです」と別れを惜しんだ。