体だけでなく脳も活性化!話題の「きくち体操」4つの動きをわかりやすく解説

一生歩ける体をつくる!4つの動きをご紹介

動き1:座ったままで足首回し

「『立つ』『歩く』ときの要となる、足首と足の指に力をつけます。まず手の指と足の指でしっかり握り合い、次にその力をゆるめ、足首の力で大きくゆっくりと足首を回します。

足の指や足首の感覚がハッキリしてひざや腰、全身が生き返ったと思えるまで、1日に何度も何度も行いましょう」

動き2:座ったまま、脚を片方ずつ持ち上げる

「体を支える、お腹やももの筋肉を育てる動きです。ソファやいすにきちんと座った姿勢から、脚を持ち上げます。ひざをしっかり伸ばし、上半身がのけぞらないようにします。

脚は重いので上げるのが大変。でも、毎日続ければ必ず筋力がついて、だんだんとできるようになりますよ」

動き3:壁に手を置き、上に伸ばしながら上半身を壁に近づける

「人の体は意識を離してしまうと、だんだんと丸まってしまうものです。気が付いたときに、しっかりと伸ばせる動きをしましょう。

片方の手を伸ばして壁に置きます。上半身を壁に近づけて、体の側面をグーッと伸ばします。

深い呼吸ができ歩くときの腕も振りやすくなりますよ」

動き4:棚を使って、ゆるスクワット

「お腹を引き、お尻を突き出さずに真下に腰を下ろします。足のつま先は外向きです。

小指に体重をのせれば脚の外側の筋肉に。親指なら内側に力がつきます。きついと思ったところから、あと1mm腰を下ろすとより効果的。

支えにつかまり、転ばないように気を付けてくださいね。私も出勤前に必ず行ってますよ。がんばりましょう!」

※ケガや病気などで体を痛めている場合は、無理して動かさず医師の指示に従ってください
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年2月号を再編集しています。

取材・文=岡島文乃、井口桂介(ともにハルメク編集部)、撮影=中西裕人、ヘアメイク=小島けさき