災害対策が行き届いた住宅を建てるには?ポイントをご紹介
ここでは、災害対策が行き届いた家づくりのポイントをご紹介します。
ハザードマップや地盤の確認は必須
水害や地震対策で始めに確認すべきことは、ハザードマップの確認です。ハザードマップとは、実際に自然災害が起きた時に想定される被害の大きさが地図上に示されたもの。最寄りの避難場所や避難場所に行くまでの経路が確認できるため、必ず持っておきましょう。
記載されている災害情報は、洪水や津波による浸水、土砂災害、地震が起きた時の家屋倒壊、火山が噴火した時の被害などの危険度です。河川の氾濫による洪水や大雨時の土砂災害、地震の際の家屋倒壊の可能性は地理的要因に基づいて記載されているため、ある程度信頼できる情報です。
建築予定の土地がどのような災害リスクを持っているのか、入念に確認しておきましょう。許容できるリスクであれば、事前に対策を考えることができます。
地盤の強さと住宅の構造を考える
ハザードマップと併せて、地盤の強さをさらに詳しく調査しておくと住宅設計の際に役立ちます。地盤調査には調査方法のグレードがあり、入念な調査になるにつれて費用が高くなります。
地盤調査の結果、改良が必要な場合にはさらに費用がかかることも押さえておきたいポイント。地盤の質が把握できれば、より良い住宅の構造を検討することも可能です。木造住宅や軽量鉄骨造りの住宅にもさまざまな耐震工法がありますが、構造的に最も強固な住宅は鉄筋コンクリート造りの家です。土地の地盤に併せて、建てる住宅の構造もよく検討しましょう。
まとめ:災害対策は土地の調査と住宅の構造で決まる
年々驚異を増す自然災害への対策は、住宅の建築前にハザードマップを確認し、必要に応じて地盤調査や地盤改良を行うことです。自分が建てる家の土地を事前に知ることで、取るべき対策がわかります。
住宅の種類は木造や軽量鉄骨造りなどいくつかありますが、風水害や地震に強い構造は鉄筋コンクリート造りの家とされています。地盤の質や予算、考えられるデメリットを考慮した上で、最適な住宅建築を検討しましょう!