第2位:高配当株・連続増配株(46.7%)

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企業が株主に対して還元するお金のことを「配当」といいますが、「高配当株」とは文字どおり、株価に対して高い配当が得られる株のことです。大型株と同様明確な基準はありませんが、配当利回りが「3%」を超えていれば高配当株といっていいでしょう。

高配当株の特徴は、株価が比較的安定していること。また、配当を出している企業の場合「株価が下落する=配当利回りの上昇」を意味するため、プラス材料になりえます。

日本株でいうと、具体的には大林組や丸井グループ、三井住友トラスト・HDといった企業の株が「高配当株」にあたります。ただし、その株が好調のときと不調(下落基調)のときで配当の利回りは変動するため、投資する際には念入りにチェックが必要です。また、高配当だからといってすべて買うべき銘柄ではなく、「業績」などにも着目する必要があります。

「連続増配株」とは、1株あたりの配当金額が長い間増加し続けている銘柄のことをいいます。

企業として増配を続けるには、利益が出ていなければいけません。そのため、連続増配株は業績が堅調な場合が多く、さらに株主に還元する意識が強い企業といえます。先述のように、株価が下落したときに配当利回りが上昇することから、予想できない株価急落に備え、連続増配株に注目している人が多いようです。

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第1位:成長株(50.3%)

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1位は「成長株」。全体の半数以上となる50.3%が、新NISAを利用して成長株に投資を行っているようです。

成長株とは、今後大きく価値が上がる見込みのある企業の株のことをいいます。

成長株を安く買い、予想どおり業績が拡大するなどしてその株が「成長」し、買ったときよりも高い株価で売れば、「値上がり益(キャピタルゲイン)」を得ることができます。個別株投資の場合、成長株を見つけて長期的に保有し、大きな値上がり益に期待する人が多くいます。

成長株は2位の高配当株よりリスクが高いものの、配当よりも値上がり益のほうが大きな儲けが期待できることから、新NISAを利用して成長株にチャレンジする投資家が多いのかもしれません。

また、新NISAは、通常の株式投資などの場合利益に約20%かかる税金がまったくかからないというのが大きな魅力のひとつ。そのため、株価が今後数倍に跳ね上がるような“大化け銘柄”に投資し、「テンバガー」を狙う人も少なくありません。