目元のたるみやほうれい線、首や手のシワ……。肌の老化だからと諦めていませんか? 実は骨密度の低下と筋肉の凝りもシミやたるみの原因になると、整形外科医の中村光伸さんは言います。簡単に全身の骨を強くする「骨たたき」を教えていただきます。
骨密度が関係している!?たるみ&シワの原因
顔、手、首に現れるたるみやシワ。その原因には、肌の乾燥や紫外線などがありますが、実はそれだけではありません。
「加齢による骨密度の低下と、気付かぬうちにため込んできた筋肉の凝りによって、顔、手、首にもたらすゆがみが根本的な原因。いくつになっても若々しさを保つには、骨や筋肉を整えるケアを取り入れることが大切です」と、整形外科医の中村光伸さんは指摘します。
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骨と筋肉が衰えると、シワ・たるみ顔に……
目が落ちくぼみ、目の下がたるむ
頬が下がりほうれい線が深くなる
あごが下がり輪郭が四角くなる
骨密度は閉経後、女性ホルモンの減少により急速に低下し、全身の骨は委縮します。
「顔の骨も例外ではなく、眼窩部(がんかぶ)や鼻部の穴は広がり、下あごの骨が縮むため輪郭は四角く変化していきます。行き場を失くした筋肉や皮膚が垂れさがっていくことでたるみやシワとなります。
さらに筋肉の使わない部位と使い過ぎる部位の不均衡が生じることで筋肉の凝りを引き起こし、たるみとシワを一層深くしていくのです」と中村さん。