体を動かす筋肉や関節、維持できてる?「カラダ年齢」をセルフチェック【整形外科医が解説】

最近平地で足先がひっかかり、つまずいたことがある人は要注意! 体を支え、動かすための筋肉や関節「運動器」が衰えているかも? まずはあなたの運動器年齢をチェックしてみましょう!大人のための、健康と美を兼ねた体作りのやり方を教えてもらいました。

美しい「姿勢」を作る筋力が大切!

「大人のラジオ体操」で一大ブームを巻き起こした医師・中村格子さんの連載をお届けします。スポーツドクターであり、整形外科医でもある中村格子さんに健康と美しさを兼ね備えた体作りを教えてもらいます。第一回のテーマは「姿勢」。体の基盤となる姿勢を毎日意識しながら、美しい体作りを始めましょう。

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【診断チェック】あなたの運動器年齢は?

自分に当てはまるものにチェックしてみましょう!

昔はあけられたビンの蓋が開けられない(握力の低下)
3階まで階段で上がれない
平地で足先がひっかかり、つまずいたことがある
片脚立ちで靴下やズボンがはけない
靴のかかとの外側ばかりが減る
足の裏にマメやタコが常にある
肩がこりやすい
両腕を耳の横まで上げられない
電車では立っていられない
1週間に1度も運動しない

体を支え、動かすための筋肉や関節を「運動器」といいます。美の基本、姿勢を支えるのも運動器の一部、「抗重力筋」です。立つ、歩くなどの基本的な動作を支える抗重力筋が衰えれば、体は動かしにくくなり、体の重みを支えきれず、どんどん姿勢が悪くなります。

すると、体のバランスは崩れ、代償として肩や腰、ひざなどに痛みが出てしまうことも。姿勢の悪化は見た目の若々しさにも大きく影響します。まずは抗重力筋を意識して、姿勢を美しく保ちましょう。

【0個】20代相当

すばらしい運動器年齢です。そのままの若さをキープしましょう。

【1~2個】30代~40代前半相当

運動器の老化が始まっています。そろそろ体作りも始めましょう。

【3~4個】40代後半~50代前半相当

老化を実感し始めていませんか。まだまだ若さは取り戻せます。

【5~6個】50代後半~60代相当

体力に自信がなくなっていませんか。正しいケアで体の基礎作りから始めましょう。

【7個以上】70代以上相当相当

体が動かないことで自信を失っていませんか。ムリせず、少しの運動から始めましょう。