終活コーディネーター・吉原友美さんが、新しい視点で終活を見つめ直す連載。第16回は「終活をしない」という選択について。実は最近増えているのだそうです。その背景やメリット・デメリットとは?
吉原友美(よしはら・ともみ)プロフィール
東上セレモサービス常務取締役、終活コーディネーター。一般社団法人ライフ・パートナーズ理事。
自身の家族が早くから他界。その経験から死生観を育成して生きていくことの大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い、死生観育成について伝えている。また、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説する。セミナーの参加数は累計2万人以上の人気を誇り、自社では3万件以上の葬儀を承っている。
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「終活をしない」人が増えている?
みなさま、お元気ですか?
これからの時間を、もっと自分らしく、豊かに過ごすためのヒントをお届けします。新しい視点で、未来を見つめ直してみませんか?
私は、日々の終活活動を通じて、みなさまが心安らかに過ごせるようお手伝いをさせていただいております。家族や大切な方との時間を大切にしながら、自分自身の心の整理や未来の準備を進めてみるのはいかがでしょうか。
終活とは、人生の最終章に向けた準備を意味し、多くの人がエンディングノートの作成や財産整理、遺言書の準備といった具体的な活動をイメージするでしょう。
しかし、最近では「終活をしない」という選択肢を取る人々が増えています。これは決して無責任な選択ではなく、新しい形の終活として注目されています。今回は、「終活をしない」という選択がもたらす意味とその背景について考えてみましょう。